ベンチャーキャピタルから出資を受けるには、どのような方法があるのでしょうか?
今回、スタートアップを起業した小関翼氏に「ベンチャーキャピタルからの出資と起業してすぐの行動」というテーマでインタビューを行いました。
ベンチャーキャピタルとのつながり、ベンチャーキャピタルから出資を受ける方法、起業してすぐに始めたことなどについて、お話を伺っています。
スタートアップの起業に興味がある方や、ベンチャーキャピタルからの出資を受けたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
スポンサーリンク
ベンチャーキャピタルとのつながり
起業して、まずは何を始めたんですか?
もともと前職の時に、いろんなベンチャーキャピタルとのお付き合いがあったんです。
それで、ベンチャーキャピタルの中でも信頼が置ける人に「今度こういう事業をやります。」っていう風に、事業計画を持って行ったっていう感じですね。
ベンチャーキャピタルとのつながりは、どの時点でできたんですか?
その友達がやっていた会社が金融系のベンチャーだったんです。
今は「Fintech」って、新聞とかで特集を組まれていますけど、当時は「金融」で「ベンチャー」って、人気のない銘柄だったんですよね。
なぜかというと、金融系のベンチャーに投資したことがあるようなベンチャーキャピタルがそもそもなかったんですよ。
一度何か問題が起こると大爆発を起こすので、金融系のベンチャーはやりにくいと。
その時にベンチャーキャピタルとの付き合いができました。
その会社にいる時は、ベンチャーキャピタルとか投資家周りはしたけど、資金調達でかなり苦労しましたね。
ベンチャーキャピタルから出資は得られたんですか?
前職の時は、ベンチャーキャピタルからの出資は入れない決定になりました。
僕がスタートアップを起業して声をかけた時は、ベンチャーキャピタルからの出資を入れてくれたっていう流れです。
あと、「スタートアップ」って人の部分がすごく大きいんですよね。
「誰が代表か」っていうところは、出資の審査にすごく大きく影響する。
スポンサーリンク
ベンチャーキャピタルから出資を受ける方法
「ベンチャーキャピタルから出資してもらいたい。」ってなった場合、どういうプロセスを踏むんですか?
ベンチャーキャピタルに事業計画をプレゼンテーションする。
そうすると質問が返ってくるので、その質問にいくつか答えていくと出資が決まるっていう流れ。
そんなに特殊なものでもないよ。
ベンチャーキャピタルから出資をしてもらえるかどうかは、人とかプランによりけりだけど。
ベンチャーキャピタルとのつながりがない人が「出資してもらいたい。」ってなった時に、どういう方法がありますか?
それはけっこう難しくて、ベンチャーキャピタルから出資してほしい人って多いんですよね。
でも、出資する側の人の数は限られているから、特にスタートアップのベンチャーだと。
ベンチャーキャピタルから出資をしてもらう方法としては、いくつかあると思う。
1つは「イベントで知り合う」っていう手段。
スタートアップのイベントで名刺交換をするとか、プレゼン大会に出て知り合いになるとか。
もう1つは、ベンチャーキャピタル側から営業が来る。
優良なベンチャーへの出資先を探しているので、ベンチャーキャピタル側から来る場合はある。まぁ、すごく稀だけど。
3つ目は、もともとベンチャーキャピタルに知り合いがいたっていう場合。
もともと僕はベンチャーキャピタルに知り合いがいたので大丈夫だったんですけど、通常の場合はイベントに出るか、営業が来るかしかないのかなと。
ベンチャーキャピタルから出資を受けるのは、ちょっと大変かも。
ベンチャーキャピタルに営業に来てもらうには、メディアに出まくれば来るけどね。
スポンサーリンク
起業してすぐに始めたこと
前職と起業準備は並行してやっていたんですか?
企画はしていたけど、並行してはやってないかな。
前職を辞めてすぐに起業したから、間は完全にあいてないのよ。
前職を辞めて、すぐ後は何を始めたんですか?
すぐに会社が始まるから、登記をして仲間集めをしたり、資金調達をしたりっていうことを始めたかな。
起業した時は3人で始めたんだよね。
1人は学生エンジニア。「ちゃんと自分でサービスを作りたい。」っていう人がいたので、彼を誘った。
もう1人は有名なブロガーで、Web上で僕から声をかけて、仲間になってもらった。
ベンチャーキャピタルから出資してもらえる事になったのは、前職を辞めてすぐですか?
前職を辞めてすぐですね。
会社を辞める前に、ベンチャーキャピタルには話をしていたから。
2月15日にベンチャーキャピタルに話をして、3月4日に会社を設立して、3月末時点でベンチャーキャピタルからの出資が決定していて。
起業をする時に必要なものは、お金、人、あとはプロダクトだよね。
「起業家×酒場」では、16人の起業家・フリーランスにインタビューを行なっています。
「Amazon kindle」で電子書籍として全文を読むことが可能です。
「Kindle Unlimited」では、無料で読むこともできます。
起業に興味がある方やフリーランスとして仕事を行いたい方におすすめの1冊です。