大学受験に失敗すると、人はどのように行動するのでしょうか?
今回、広告代理店を起業した田原広一氏に「大学受験を失敗した理由と専門学校への進学」というテーマでインタビューを行いました。
大学受験に失敗すると、「人生終わった…」というような感覚になりますよね。
今回、全ての大学に落ちた大学受験、大学受験で文系を選んだ理由、大学受験での失敗と浪人生活、大学受験の失敗を乗り越えた方法など、お話を伺っています。
大学受験に失敗して悩んでいる方や、これから起業や進学をしたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
スポンサーリンク
全ての大学に落ちた大学受験
大学受験はどのへんを狙っていたんですか?
僕、1年目はいい大学しか受験しなくて、早稲田大学・立教大学・青山学院大学・学習院大学とかを受験しました。
その結果、1年目の大学受験は全部失敗しました。
2年目は日本大学とか東洋大学も受験したんですけど、2年目も全部の大学に失敗しちゃって。
「あ、俺センスないな。」と思いましたね。日本史・英語・国語が全部合わなかったんですよね。
日本史・英語・国語だけで、大学受験ってできるんですか?
僕が大学受験をした時はできましたね。
「数学だけ」とかで受験できる大学もありますよね。文系の大学受験はそんな感じですよ。
なんで大学受験は文系を選んだんですか?
僕、大学受験で失敗していて、「よーいドン!」でスタートして、誰かに勝てる自信ってないんですよ。
例えば大学受験で言うと、日本史・現代文・英語で行ったんですけど、「国語」とかって昔いっぱい本を読んでいた人が賢かったりするじゃないですか。
僕、まず本を読むのが嫌いなんですよ。
「本を読んだ方がいいな。」とは思ってるんですけど、ちょっとしか読まないんですよね。
あとは、「英語」って帰国子女が有利じゃないですか。
僕、英語がマジで苦手なんですよ。
「日本史」は最近興味を持ち始めたんですけど、当時は全く興味がなかったんですよね。
当時は「数学」が得意だったんですけど、これも僕が情報弱者でバカだったから、中学3年の時に「数学やると、受験校減るよ。」っていうわけの分からない情報を聞いて、「あ、そうなんだ。じゃあ、日本史にしよう。」って、文系に進んだんです。(笑)
大学受験に1回失敗した時に、すでに文系科目で1回受験しているので、ここから「数学にしよう。」という発想にもならなかったんですよね。
もし数学をやっていたら人生変わっていたかもしれないですけど、文系科目は全部苦手だったんですよ。
それで、大学受験の時は努力したんですけど、やっぱり追い越せなかったんですよね。
だから、人と同じ事をやっても勝てる自信がないんですよ。
スポンサーリンク
大学受験での失敗と浪人生活
大学受験を失敗した時、どんな感じだったんですか?
大学受験に失敗した時は「もう、死んだ方がいいのかな。」とか、それくらいまで考えていましたね。
自分でもどれぐらい鬱だったか分からないくらいです。大学受験の頃には、もう一生戻りたくないですね。
最後、一応予備校には形式的には行っていましたけど、やっぱり集中力がないので、最終的には続きませんでした。
受験勉強をやっていた自信はあるんですけどね。
今でも思うんですけど、「国語」とか「英語」ってセンスな気がするんですよね。
勉強を頑張れば、一定レベルまでは伸びるんですけど、そこから先がセンスなのかなって。
「国語」とか「英語」のセンスがなかったので、ちょっとしか伸びなかったですね。
浪人生活はどんな感じだったんですか?
浪人生活は、同じ学校で浪人している奴がいたので、一緒に代ゼミに行っていました。
受験勉強を友達と一緒にやった感じですね。
予備校にはまぁまぁ通っていたと思うんですけど、集中力がなかったんですよね。
あと、一番良くなかったなと思うのは、「英語」と「国語」って勉強するのがけっこう難しいじゃないですか。
「国語」で言えば、漢字なんかは覚えればいいですけど、「筆者の考えていることを当てなさい。」とか、答えが難しいですよね。
その点、「数学」って答えが1個じゃないですか。妄想しないですよね。
ずっと「国語」が伸び悩んでいて、「英語」はピーク時偏差値60くらいいったんですけど、MAXがそれくらいでした。
「英語」も発音を覚えなきゃいけないとか、やることが多くて。
「英語」と「国語」って、共通点があるじゃないですか。文脈を考えなきゃいけない。
ただでさえ「国語」が嫌いなのに、分からない「英語」でさらに嫌いに。(笑)
単語とか構文はめっちゃ覚えてたんですけどね。
日本史は、ただただ年号だけ覚えて。
暗記しかしてなかったんで、成績はぜんぜん伸びなかったんですよね。
スポンサーリンク
大学受験の失敗を乗り越えた方法
大学受験で失敗した時、どうやって乗り越えたんですか?
1回目の大学受験の時も「やばいな。」とは思いましたけど、2回目の大学受験の時は友達もいたので「ここでなんとか合格してやる。」という気持ちでやりました。
2回目の大学受験も失敗した時は「マジでやべぇな。」と思いましたけど。(笑)
それで「もう、税理士やるしかない。」と思って、税理士の専門学校に行きましたね。
でも、税理士の勉強も挫折したんですけど。
挫折した時は、どうやって挫折したんですか?
「違う事をやろう。」っていう感じですかね。
「今とは違う環境に行かないといけないんじゃないか。」って思いました。
僕、「悩んで行動しなくなる。」っていうことがなかったんですよ。
悩んだ結果、何かしら行動しているので。
誰かに何か言われたら、「もしかしたら、それが俺に合うかもしれない。すぐ行動しよう。」ってやってきました。
すぐ行動ができたから、挫折から立ち直れたのかなとは思いますね。
大学受験を失敗した時に、「じゃあ、税理士の専門学校に行くか!」っていう感じで行き始めたっていう感じですか?
そうですね。
でも、最初の税理士の専門学校についていけなくて、TACに行ったんですけど。
それで「ファイナンシャルプランナー」の資格を受けて受かったから、「もう1回税理士をトライしよう。」っていう感じですね。
税理士になろうと思ったきっかけと専門学校への進学
2回目の大学受験に失敗した後は、すぐに「税理士になろう。」って思ったんですか?
2回目の大学受験に失敗した後、「この後、どうしようかな?」って考えていた時にCMが流れていて。
そのCMを見て、「専門学校でも受けに行こうかな。」って思ったのがきっかけです。
専門学校って、大学受験が終わった後でも受けられるんですよね。
とりあえず「このままでは生きていけないから、専門学校でも受けるか。」みたいな感じでしたね。
それで、すぐに説明会に行って、試験を受けたっていう感じですね。
教育熱心だったお母さんは、専門学校への進学に対して何か言っていたんですか?
「専門学校に行く。」って言った時に、「大学に行け。」とは言われましたね。
その時はまだ2月中旬ぐらいだったので、まだ受験できる大学もあったんです。2部とか3月入試の大学とか。
でも、その時はもう自信がなかったんですよ。
失礼かもしれませんが、「専門学校」って誰でも行けるイメージじゃないですか。
「これ以上、傷つきたくない。」っていう感じでしたね。
なので、「大学受験はもういい、専門学校に行きたい。」って言いました。
うちの親は子供が「やりたい。」って言ったことに対しては「頑張って。」みたいな人なので。
それだけ教育熱心でも、応援してくれるんですね。
そうですね。すごくいい親でした。
そこでめっちゃ反対されていたら、人生終わっていたかもしれないですからね。
そこで応援してくれた事は、本当に感謝しています。
いいご両親だったんですね。
でも、僕は大学受験に失敗したこともプラスに捉えています。
何をやっても「結果論」じゃないですか。
もし僕が「慶応ボーイ」になっていたら、また違った人生を歩んでいたでしょうしね。
大学受験に失敗して、すごい挫折したので、早めに挫折できて良かったなと思っています。
自分は客観的に「人より何か劣っている。」っていうのは考えているので、「新しい事をやらなきゃいけないな。」っていうのは常に頭の中にあります。
やっぱり人と同じ事をやっていてもダメなんですよ、僕は。
「起業家×酒場」では、16人の起業家・フリーランスにインタビューを行なっています。
「Amazon kindle」で電子書籍として全文を読むことが可能です。
「Kindle Unlimited」では、無料で読むこともできます。
起業に興味がある方やフリーランスとして仕事を行いたい方におすすめの1冊です。