スタートアップとベンチャーの違いとは、何なのでしょうか?
今回、スタートアップを起業した小関翼氏に「スタートアップとベンチャーの違い」というテーマでインタビューを行いました。
経営者だった父親から学んだこと、スタートアップとベンチャーの違い、今までの会社で学んだことなどについて、お話を伺っています。
スタートアップの仕事に興味がある方や、これからスタートアップを起業したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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目次
経営者だった父親から学んだこと
お父さんが自分で事業をされていたという影響は大きいですか?
あんまり大きくない。
起業したという意味では、親の影響はほぼないかな。
ただ、「どんな人でも起業できる。」っていうのは分かった。
家族がみんなサラリーマンだと、起業するのってものすごいリスクテイクだと思うけど、「実際は起業はリスクではない。」っていうのが分かったかな。
例えばスティーブ・ジョブズとか、マーク・ザッカーバーグのような「特別な一部の人間だけしか、起業して生き残れないんじゃないか。」という印象があるかもしれないけど、世の中のほとんどが実は中小企業で成り立っていて、そこの社長さんがものすごい天才かというとそうではないんだよね。
世の中の企業は、実はほとんどがそうやって成り立っている。
大企業にいる人は、「起業とは何か?」とか「仕事とは何か?」とか、難しく考えすぎなんだよね。
起業って、実は全然そういうものじゃないんだよ。
ただ、スタートアップは別の問題だと思うけどね。
スタートアップは大企業思考性があるから、ベンチャーとは違って「スタートアップ」って呼ばれているわけだから。
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スタートアップとベンチャーの違い
「スタートアップ」と「ベンチャー」の違いって何ですか?
「スタートアップ」は、「会社を立ち上げて、世にないサービスを出す」っていうところが差。
昔は「ベンチャー」って呼ばれてたんだよね。
なんで「スタートアップ」って呼ばれるようになったかっていうと、「中小企業で終わるのか、大企業を目指すのか」っていうことなのかなと思ってる。
ちゃんと調べてないから、詳しくは分からないんだけどね。
小関さんは大企業を目指しているんですか?
大企業というか、サービスの大規模化を目指している。
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今までの会社で学んだこと
Amazonで働いていて、学ぶことはたくさんありましたか?
Amazonには1年くらい居たんだけど、オペレーションレベルだとあんまり学ぶことはなかったかな。
ただストラテジーはすごい優れていて、「普遍性に貫かれていて、地球上で最も中心的な技術をどうやって達成するか」っていうことと、「人間はより安く、いかに多い選択肢の中から、便利に物を買うか」っていうのを追求しているんだよね。
逆に、タクティクスやオペレーションの部分は、それを噛み砕いてガリガリやっている感じ。
そういう戦略の部分ではすごい勉強になったし、頭がいい企業だなと思った。
その前のCOOをやっていた友達の会社では、学ぶことはありましたか?
そこでは学ぶよりも、ネットワーキングが大きかったね。
日本だと、大企業とスタートアップ業界のコミュニティは交わっていないから。
大企業は大きい畑でやっていて、スタートアップ側は狭いコミュニティの中でやっているっていうのが実際のところかな。
ベンチャーキャピタルに関しては、どういう見識ですか?
シード投資だと、アイデア段階とかそういうレベルだから、難しいよね。
ただ、株式投資って「100社投資して3社うまくいけばいい」っていうような話だから。
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