大学の時、友達との人間関係はうまくいっていましたか?
今回、ラジオプロデューサーとして独立した相沢知宏氏に「友達がいない事で苦労した学生時代と大学の人間関係で学んだ事」というテーマでインタビューを行いました。
友達がいないことで休み時間が苦痛だった学生時代、大学で入ったバスケサークルでの人間関係や、そこから学んだことなどを伺っています。
友達や人間関係に悩んでいる方や、友達を作りたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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目次
大学時代のバスケサークル
中高とバスケ部だったのに、大学でバスケ部に入らなかったんですか?
大学では、バスケ部には入らなかったですね。
バスケサークルには入ってたんですけど。
僕、高校の時に疲れきっちゃってたんですよ、人と競争する事に。
本当にちっちゃい頃から競争の社会にいたんですよ。
勉強でも運動でも、ずっと競争だったんです。
だから、できないとバカにされるんですよ。
でも、できても叩かれるんです。
よく「出すぎた杭は打たれない。」って言うじゃないですか。
でも、出すぎても全員で潰されるような環境だったんです。
それでも「見返してやる。」と思ってずっと頑張ってきてたんですけど、それが小中高ってずっと続いてて、「なんかもう疲れたな。」っていうのがあって。
大学の時は「あんまり人と競いたくないな。」っていうのがあって、バスケが好きだったんので、バスケ部には入らず、バスケサークルに入りました。
サークルは本当にゆるーくバスケをやって、ほとんど飲んでたりするサークルだったんですね。
だから、運動不足になり、資格でも迷っていて。
体も心もどんどんなまっていくので、どんどん自信がなくなっていってましたね、大学の時は。
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学生時代の友達関係
友達関係はどうだったんですか?
「友達がいない」っていうのが、ずっと苦労してましたね。
たぶん、これを見ている同級生がいたら、「相沢君はそれなりに馴染んでたよ。」って言うと思うんですけど、意外と群れから外れているタイプの人間だったんですよ。
なんでかっていうと、例えば小学校の時、毎年クラスが新しくなった時に、僕の友達はみんな違うクラスに固まっていたんですよ。
僕だけ違うクラスに1人みたいな。
いまだに理由はよく分からないですけど。
中学、高校でもそうだったんですよね。
いろいろな割り振りがあった結果そうなっちゃうみたいで、ほとんど毎年クラスに誰も友達がいないところからスタートしていました。
周りはみんな友達同士で固まってるんですよ。
1回出来上がってる友達グループの中に入るのって、すごく難しいんですよ。
だから、休み時間が本当に苦痛で。
たぶんそういう体験が、コミュニケーションに興味を持って勉強する基となったんだろうなと思うんですよね。
「どうやったら、出来上がっているグループの輪の中に入れるかな?」とか「グループの輪に入ってない人の中で、友達になれそうな人はいないかな?」とか、子供ながらにすごい観察するんですよ。
「今だったら話しかけてもいいかな。」とか、ものすごい空気を読むようになりました。
人の表情とか雰囲気とか。
毎休み時間が苦痛で、「何して時間潰そう?」って考えてました。
5時間授業があったら、4回は休みがあるわけですから、トイレに行くにも限界があるんですよ。
トイレに行くか、寝るか、次の授業の支度と予習をするか。
それしかパターンがないので、ずっと苦痛でしたね。
もしかしたら相手は全然ウェルカムだったのかもしれないですけど、グループの輪に入りきれない自分がいて、人間関係で苦労はしてたと思います。
中学・高校での人間関係はどんな感じだったんですか?
中学・高校での人間関係も、似たような感じだったと思います。
もちろんそうじゃなくて、友達がちゃんといるっていうクラスの時もあったんですけど、クラス替えした時に、「仲の良い友達が、全然別のクラスだな。」っていう時の方が大半でしたね。
1回担任の先生に相談したことがあって、「僕、馴染めてない気がするんです。」って言ったら、「いや、大丈夫だよ。」って、一言言われて終わっちゃったことがありました。
周りから見たら、悩んでいるようには見えなかったのかもしれませんね。
それなりに明るく振舞ってたと思うんで、周りから見たら深刻に見えなかったんだと思います。
たぶん、学校の行事とか「クラスで一致団結する」ってなった時には「ワー!」ってやってたから、グループにうまく入ってたように見えたんでしょうね。
でも、普段の10分休みの時とかは「どうしようかなぁ… きついなぁ…」みたいな感じでした。
だから僕、学生時代の休み時間はいらないと思ってました。
「休み時間を10分ずつ削って、40分50分早く帰らせてくれ。」みたいに思ってましたね。
中学・高校では、何が楽しかったですか?
中学・高校の時は、バスケ部が楽しかったですね。
だから「早く部活に行きたい。」と思ってました。
バスケ部の友達とは、そこそこ仲良かったと思います。
部活をやってる時に仲良くやってたっていうのもありますし。
でも、クラスが違ったりすれば、学校にいる時は喋らないですし、様々だと思いますけどね。
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大学時代の友達関係
大学の時の友達関係はどんな感じだったんですか?
大学の時にすごい勉強になったのは、正直合わない人とずっといたんですよ。
これを見てたらあれですけど…
でも、大学の時は本当にずっと合わない人と一緒にいたんですよ。
結局、大学1年生の時の選択を間違えたんでしょうね。
本当はバスケ部に入っていればよかったのに、「競争に疲れた。」って言ってバスケ部に入らずに、バスケサークルに入ったんですよ。
ゆるーいノリでバスケをして、飲むのが主流で。
バスケサークルもいくつかあったんですけど、たまたま「ここだ。」と思って入ったんですよ。
先輩は気が合ったんですけど、同級生があんまり気が合わないというか。
大学時代、個人的に仲良くしていた友達は何人かいたんですけど、それ以外に自分が属しているグループの人達が、あんまり僕には気が合わなくて。
なんで気が合わないと思ったんですか?
そのグループにいると、基本的に自分の発言ってあんまり肯定されないんですよ。
みんなから「違う。」って言われると、「僕がおかしいのかな。」っていう気持ちになるんですよね。
向こうは向こうで、意見が合ってるんですよ。
その時は「あれ、僕っておかしいのかな。」って思うんですけど、また違うところに行くと肯定してくれる人がいるわけですよ。
「あれ?」みたいな。
でも、肯定してくれる人がいたのは社会人になってからだったので、大学時代はずっと「違う、違う。」って言われていた気がします。
初めのうちは「そんなことないよ。自分は正しいよ。」って思ってたんですよ。
でも、やっぱり大学の4年間ずっとつるんでると、じわじわじわじわくるんですよね。
だから、さっき言った受験勉強とか資格試験の勉強の話とか、バスケ部には入らなかった話とか。
そういう出来事の積み重ねと、つるんでいた友達の影響もあってか、大学1年生から4年生まで、徐々に自分の自信とかやる気が削がれていって、
大学を卒業する前は本当に廃人でしたね。
大学での人間関係で学んだ事
「大学の時に勉強になった」っていうのは、何を学んだんですか?
「自分が本当にやりたいことをやったほうが良い。」っていう事と「本当に自分を認めてくれる人と一緒にいたほうがいい。」っていうのは、すごい大事だなって思いました。
結局、大学の時は自分を認めてくれない人と、ずっと一緒にいたんですよ。
「なんで合わない人と一緒にいたんだ?」って思うかもしれないんですけど、寂しかったんですよ。
大学って、中学・高校のクラスと違うので、大人数の講座に出て帰って来れば、誰とも喋らずに帰って来れるんですよね。
だから、サークルに入らなければ、本当に人と喋る機会ってないんですよ。
「4年間、朝から晩までずっと1人でいる」って苦痛なんですよ。
「だったら、まだ気が合わなくても誰かとしゃべっている方が気が紛れる。」と思って、いろんな人とずっとしゃべってたんですけど、たぶんそれが間違いの元でしたね。
今の自分だったら、「場所を変えればいいじゃん。」とか「違うところに行ってみればいいじゃん。」とか、色んな選択肢があるんですよ。
でも、その時の自分は「一旦グループに入っちゃったら、ずっとそのグループに属してなきゃ。」っていう気持ちがあって、ずっといてしまったんですよね。
それで大学の時に「本当に一番きつかったな。」って思うのが、認められなくてどんどん自信がなくなっていくことでしたね。
自信がなくなると、チャレンジができなくなるんですよ。
チャレンジができないと何も起こらないんです。
ある程度のやる気とか自信があれば、チャレンジができるんですよ。
そうすれば、失敗しても「挽回しよう!」って頑張れるんですけど、そもそもチャレンジができないと何も変わらないんですよね。
それで、どんどん「自分はダメだ、自分はダメだ…」っていう、負のサイクルに入っていっちゃうっていう事が、大学の時に学んだ事ですね。
「居場所って大事なんだな。」っていうのは、すごく身に染みて感じましたね。
いろいろ悩んでいたんですね。
こういう事も聞くんですね。
こんなに自分のヒストリーを話す事もないので。
でも、意外と聞かれると嬉しいものですね。
人って、自分に興味を持ってくれると嬉しいですよね。
こんなに聞かれる事って、他ではないですもんね。
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