2000年から始まった「宇宙大使☆スター」と3人の宇宙大使

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「宇宙大使☆スター」の由来

フェスや広告のカメラマンとして活躍されている齋藤剛志氏は「宇宙大使☆スター」という名前で活動を行っています。
「宇宙大使☆スター」という名前はどういう由来で、どのようについたのでしょうか?
齋藤剛志氏に「『宇宙大使☆スター』の始まりと由来とは」というテーマでインタビューを行いました。
とっても面白い「宇宙大使」という名前がついた由来や、実は3人いる「宇宙大使」について伺っています。




「宇宙大使☆スター」の始まりとは

「宇宙大使☆スター」の始まり

「宇宙大使☆スター」の始まりはどういうきっかけなんですか?

そこ聞く?(笑)
「宇宙大使」って、そもそも3人いるんですよ。
スター・ソーラー・ムーンって。
その3人が、さっき言ったクラブとかレイヴパーティーを遊び歩いてた3人で、その3人で朝霧JAMも行ってっていう流れなんだよね。
なんで「宇宙大使」にスター・ソーラー・ムーンってつけたかっていうと、2000年だったかな?「エレクトラグライド」っていうイベントがあって、それの初年度だったか、2年目だったかに「『underworld』が来る!」ってなって、すげぇ盛り上がって、「絶対これは行こう!」って、行く事になったんだよね。
有名なアーティストがいっぱい来てて、「これはちょっと恥ずかしくないような感じで行かないとまずいよね。盛り上げないとね。」みたいな話になったんだよね。
クラブとか行くとさ、発光する輪っかをつけてる人とかいるのね。
「俺らもすげーのつけて行こうぜ、オリジナルで!既製品をつけてくる人なんていっぱいいるから、もっと俺らを見て、みんなが盛り上がって欲しいよね。『やばくない、これ?』っていうのを作ろう!」っていう話になって、「どうやって作ったらいいんだろう?」って、色々調べたんだよね。
パターンで七色に変色するLEDをアメリカから取り寄せて、回路を作って、変圧器みたいな部品も取り寄せて、電池も持つようにリチウム電池の仕様にして、自分で作ったんだよね。
7色の有機ELみたいな素材が入ったワイヤーがあるんだけど、それを12個かな?
ランダムに7色に光るんだよ、うねうねうねうねって。
そういうヘルメットを作って、服にもつけて。
クラブに行くと真っ暗じゃないですか。
そこに人間の形をしたラインが光るっていうのを作って、「エレクトラグライド」に行ったんですよ。
「これだったら大丈夫だろう。みんなすごいのやってくるんだろうね。」って話してて、そのとき川崎の二子新地っていうところに住んでたんだけど、そのとき会場が幕張で、幕張まで行って。

二子新地から着て行ったんですか?

服はね。
さすがにヘルメットは被って行かなかったけど。(笑)
3人とも同じ格好でね。
コンセプトが「夜のエレクトロな現場に僕ら出勤します。」だったんですよ。
Tシャツにヘルメットで、下がニッカポッカ履いて、現場に出勤するっていう。
あとね、ニッカポッカだから靴もブーツじゃない。
ブーツみたいな現場用の靴を買って、それを銀色に塗って、ここから青色LEDが地面を照らしてるんですよ、下に向けて。
自分の足元一帯が青くぼんやりしてるの。
それがまさにヤン車みたいで。(笑)
ヤン車って照らすじゃん、地面。
別で「宇宙の走り屋」っていうテーマもあったんだけど。(笑)
それも結構いい味出してて。
そんな格好で行ってたんですよね。
そのエレクトログライドがきっかけで、そこからクラブとかもその格好で行ったりしてたんですよ。

「エレクトラグライド」は盛り上がったんですか?

うん。
っていうか、そんなことやってるやつは誰もいなくて。
地味なのね、テクノ好きは。(笑)
俺らだけ。
寄ってくるのはバカしか寄ってこない。
「イエーイ!」みたいな。(笑)
まぁ、「エレクトラグライド」は大成功でした。
そこからずっと続けてるんだよね、その活動を。




「宇宙大使」のコンセプトとは

「宇宙大使」のコンセプト

面白いですね!

「宇宙大使」にはコンセプトがあって、「宇宙大使の立ち位置」っていうか、どういうことを成し遂げたいかっていうと、「風景の一部になりたい。」っていう。
風景のメインじゃなくて、風景の一部になりたい。
すごい目立ってるんですよ、光ってるから。
そんな人が夜のフェスにいたら、「最前列に行って、みんなを先導して盛り上げるんだろうな。」って思うじゃないですか、パフォーマー的に。
うちら「宇宙大使」は違うんですよ。
最後方の壁際で黙々と踊ってるんですよ、三人で。
そうすると、「あの人たち何なんだろう?」ってすげー気になるでしょ?
全然来ないの、こっちに。
それを回数重ねていくんですよ、どんどん。
幕張行ったり、リキッドルームとかユニットとか都内のクラブに行ったり、レイヴの山奥に行ったりとかして。
そうやって繰り返していくと、エレクトラグライドで「何なんだろう、あの人達?」って気になった人が、代官山のユニットのイベントで俺らと会うじゃないですか。
「あれ、あの人達エレグラいなかったっけ!?」「いたような気がするけど… ま、いっか。」ってなって、ユニットでも壁際で黙々と踊ってるんですよ。
それで、メインを見てるんだけど、こっちの俺らが気になるわけ。
それを繰り返していくと、その人の頭の風景の一部になれるんですよ。
「あんな人達いたなぁ。」みたいな。
それで、さすがに3回会うと声かけてくるんですよ。
「いましたよね、あそこに?」「いました、いました。『宇宙大使』って言います、よろしく!」って。
やっぱり「気になる存在」っていうのが大事で、風景の中でも気になるとそこが気になるじゃない。

確かに気になりますね。

そういう流れがあって、その活動の一環で「朝霧JAM」に行って、「朝霧JAM」で写真撮って、公式のカメラマンになれたから、雑誌に載っける時とかスマッシュがプロモーションで使う時に、「クレジット名を何にする?」って聞かれた時に、「じゃあ、『宇宙大使☆スター』でお願いします。」って言って、それにしたんですよ。
それがね、逆に良かったんですね。
あれが普通に「TSUYOSHI SAITO」みたいなローマ字だと、目立たないというか、その誌面の一部になれないんですよ、そこが。
でも、漢字で「宇宙大使☆スター」って書いてあると、目が行くんですよね。
「なんだこれ!?」みたいな。(笑)
ここにもやっぱり「宇宙大使」のコンセプトがあったんだなぁって。
目立ってないけど、そういうことなんだって。
よく言われるもん。
「僕、『宇宙大使☆スター』って言います。」っていうと、「あ、なんか見たことある!フェスのでしょ!?」みたいなことが結構ある。




「宇宙大使」の由来とは

「宇宙大使」の理由

なんで「宇宙大使」っていう名前になったんですか?

それね、最初「地球大使」だったんですよ。
地球の大使っていう、地球の代表みたいな感じ。
「地球大使っていいんじゃない?」って。
それになったきっかけが、河口湖の方にヒッピーがやってる「ソーラーカフェ」っていうカフェがあるんだけど、そこに「地球大使館」って書いてあったんですよ。
それに俺ら3人もグイってきて、「やばくない、このカフェ!?」みたいな。
そこの裏山でレイヴパーティーをよくやってて、そこによく行ってたっていうのもあって、チームを結成して3人でやろうってなった時に、簡単に言うとパクったんだよね。(笑)
「俺ら、地球大使でいいじゃん!」みたいな。
「いいじゃん、地球大使!」とか言って、飲みの席で考えてたら「でも、もっと地球より上行こうよ。」っていう話になって、「じゃあ、宇宙から来た大使。宇宙から地球がちょっと楽しそうなんで見に来ました。『宇宙の走り屋、宇宙大使』ってどう?」っていう話になって、「宇宙大使」になったの。

「宇宙大使」の3人は、今も活動はしているんですか?

最近やってなくて、「今度、コスチュームをまた新しく作ろう。」っていう話があって。
僕が開発担当なんですよ。
僕が回路を勉強して、全部作って。
高校生の頃の理系が役立ってるのかもしれないけど、全部回路を作ってやってて、それが今「バージョン3」なの。
もう3回作り直してる。
初期はLEDだけみたいな感じだったんだよね。
そこから、ELワイヤーっていうのを採用して、次はもっと新しい素材を採用して、今度は「バージョン4」を作るんだ。
構想があって、「これならできる!」って考えてる。
それもLEDなんだけど、それはRGBの赤・緑・青のチップがついたLEDがあって、いくらでも色が変えられるんですよ。
それと、それにつけるWi-fiがあるんですよね。
iPhoneでそれのアプリがあって、何万色っていう色のチャートがあって、それを指でグイングインすると、その色にグイングイン変わるみたいな。
あと、音を聞いて、ビートに合わせられる。
ドンドンドンっていう音に合わせて発光するとか、いろんな機能があって、「これやばい!」っていうので、モジュールとそいつを合体して、それをコスチュームにどう縫い込むかっていう。
それが3人いたら、相当ヤバいでしょ。
それを今、構想中なんだけど。

「バージョン4」のお披露目はいつですか?

なかなか3人とも会えないし、忙しくて作れないんだけど、作りたいなと思って。

他の二人の「宇宙大使」とは

他の二人の「宇宙大使」

他の二人の「宇宙大使」さんは、何をされてるんですか?

Webデザイナー?ディレクター?と、家具職人。
3人とも近所だったの、二子新地で住んでた家が。
全然、学校とか一緒の会社とかじゃなくて。
近所の飲み仲間っていう感じかな。
近所の知り合いの知り合いとか、いろいろ繋がって遊んでるうちに、その3人が波長が合って、その3人でよく遊ぶようになったんだよね。

他のお二人も「宇宙大使」として個別に活動しているんですか?

二人はやってないね。
会社員なんで。
僕だけです、クレジットでそういう風にやってるのは。
だから、結構びっくりされるよね。
「宇宙大使って3人いるんだよ。」って言うと、「え!?そうなんだ!?」って。
「そうなんです、3人いるんです!」って、面白いでしょ!?

「宇宙大使☆スター」オフィシャルホームページ

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カメラマンとして起業する方法

今回、「『宇宙大使☆スター』の始まりと由来とは」というテーマでインタビューを行った齋藤剛志氏に「カメラマンとして起業する方法」を伺いました。
美大を卒業後、2年間海外での生活を行い、日本に戻ってきてスタジオに就職。
アシスタントを経験し、カメラマンとして起業するまでの人生をインタビューしています。
また、今回のインタビューにもあった「宇宙大使☆スター」としての活動やフェスの公式カメラマンとなった経緯なども伺っています。
カメラマンという職業に興味がある方や、カメラマンとしての起業・独立を考えている方にオススメの一冊です。


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