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「お金のいらない国」を読んで変わったお金に対する考え方

お金に対する考え方とは

長島龍人氏の著書「お金のいらない国」を読んだ事がありますか?

私は今回のインタビューで齋藤剛志氏に勧められ、全4冊を購入して読みました。

「お金」に対する考え方を見直す、いい機会になったと思っています。

今回、カメラマンとして独立した齋藤剛志氏に「『お金のいらない国』を読んで変わった、お金に対する考え方」というテーマでインタビューを行いました。

『お金のいらない国』とはどんな本なのか、『お金のいらない国』を読んでどのように価値観が変わったのかなどを伺っています。




東日本大震災を経験して変わった価値観

ターニングポイントとは

人生のターニングポイントはいつでしたか?

東日本大震災かな、最近で言えば。

いや、価値観がだいぶ変わったね。

「物質社会」というか「お金主義」というか、資本主義の無意味さをすごい感じたんだよね。

欲しいものをいっぱい買っては持って、家も買ったりすると、身動きが取れなくなる。

「それはいったいどうなんだろう?」って思ったんだよね。

何かあった時に、身軽な方がいろいろ行けるじゃないですか。

家を持つとか、物に対する執着がまったく無くなったかな。

お金がすべてじゃなくなったような気がするな。

「お金がいっぱいになる事が豊か。」って前は思ってたんだけど、今は全然そうじゃなくなったんだよね。

今住んでる家って山奥で田舎の村なんだけど、家に帰ってきたら玄関の前に野菜が置いてあったりするんだよね。

たぶん近所の誰かが余ったやつを分けてくれたんだと思う。

あとは、隣には川が流れていて、ヤマメとか釣れるんですよ。

うなぎもたまに食べれたりとか。

川の水も飲めるし、ちょっと行けば清水が湧いてて、山菜とかもわーって採れるし。

ヨモギとかクレソンとか。

クレソンが自生しているのね。それがまたうまくて。

クレソンは、ワサビじゃないけどあんな雰囲気で生えてるんだよね。

あとは、星がめちゃくちゃ綺麗だし。

そういう感覚って今まではあんまりなかったことで、そっちの方も実は豊かなんじゃないかなって思うんだよね。

これを感じた時に、「お金」っていう物に対する考え方が、だいぶ変わったかな。

「お金がなくてもいいんじゃないか。」っていう。

まぁ、お金がないと生活はできないけど、そんなにたくさんは必要ないんじゃないかって。




「お金のいらない国」とは

「お金のいらない国」とは

お金に関してどう思いますか?

「お金のいらない国」っていう本があって、これを読んでみたらすごい面白いと思う。

100ページくらいしかないすごい薄い本だから、すぐ読めちゃう。

2時間ぐらいで読めちゃうんだけど、これがすごい面白くて。

主人公がいて、ふと気づいたら来たことがないような街にいたんだって。

「ここはどこなんだろう?」って、なんか前にも来たことがあるような気がするけど、来たことないような場所で。

ビジネスの話の中で、「お金のいらない国」とか、根底から覆してるけど。(笑)

でも、本当にそう思うよ。

「お金のいらない国」はどこで初めて読んだんですか?

それは熊本に行って、よく行く料理屋さんがあって、そこの人と仲良くて、そこに置いてあったの。

全部で4巻あって、買ったんだけど、すごく良かった。

「お金のいらない国」はどんな内容なんですか?

主人公がその場所に突然行くところから始まるんだけど、その前の記憶とかないのね。

「ここはいったいどこなんだろう?」って本屋に行って調べても載ってなくて、彷徨ってたら、1人の老人が現れて、「君、ここに来たのは初めてかい?じゃあ、私についてきなさい。」って言って、カフェに入ったんだよね。

「ここはこのへんに位置してしてて。」とか説明してくれて、「いい老人だな。」って思いながら、コーヒーを飲んで「次に行きましょう。」って出て行くんだけど、お金を払ってないんだよね。

「この老人が払ってくれたのかな?申し訳ないな。」と思って、「すいません。」って言って、次に食事に行ったんですよ。

けっこういいものがバーって出てきて、美味しくて、みんな優しくて、すごい気分が良くて、「帰りましょう。」って帰るんだけど、そこでもお金払わなかったんですよ。

それはさすがに申し訳ないと思って、老人に「すいません。払ってくれたんだったら、僕も半分払いますので、割り勘にしましょう。」って言ったら、「払うって、何を払うんですか?」って。

「お金ですよ。」「お金?何のことを言っているのか分からないけど、いいですよ、別にそんなの。」って老人は答えたんだよね。

その時、「この老人はからかってるんだな。」って。

だから、「払います。」って言ったんだけど、「お金って意味分からないし。」って老人に押し切られ、「ごちそうさまです。」って、その日はとりあえず済んだんだよね。

そうしたら、その老人が「次の日も案内します。明日は仕事だから、うちの仕事場に来なさい。」って言うわけ。

次の日、指定された場所に行ったら、こんなデカいビルに入って行って、その老人はすごい金持ちそうな格好をしてたから社長か何かかと思ったんだけど、実際の仕事はビルの清掃員なの。

「なんでビルの清掃員やっていて、こんないい服着て、こんないいもの食べられるんだ?」って意味が分からなくて、「絶対、俺をからかってるんだ。」って。

その老人にお金の説明をしたら、「この国にお金なんて存在しないよ。あなたの国にはあるかもしれないけど。」って。

主人公は意味が分からなかったんだけど、「明日1日、自由に町を歩いてみなさい。そんなの存在しないから。」って言われて、「本当に存在しないんだったら、いいもん食って、いいもん買ってやる。」と思って、町に出かけたわけですよ。

「本当にそんな国あるのかな?」って。

それで、レストランに入ったら、メニューの横に値段が書いてなくて、「これ高いのかな?まいっか、全部頼んでみよう。」って、会計の時に店員に「お会計したいんですけど。」って言ったけど、レジもなくて、「お会計とかないですよ。どうぞお帰りください。」って。

それで、主人公は「これは街ぐるみで俺を騙しているんだ。このやろう。」って思ったんだよね。

それで、その日の夜に老人に会って、「こういうことがあって、こんなことを言われました。」っていう話をしたら、「そうなんですね、本当にこの国にはお金というものがなくて、あなたの国にはお金っていうものがあるんですね?お金って何なんですか?」って。

「だから、食べ物とかを提供してもらった対価として、お金っていうものを払うんですよ。」

「そのお金をもらった人は何をするんですか?」

「そのお金で買いたいものとか、食べたいものとか欲しいものと交換するんですよ。」っていう話をしたら、老人が「でも、例えば考えてみてください。自分が日常生活をしている中で、一瞬にしてお金というものがなくなったとします。あなたがやっていることをずっと続けてください。それを続けていれば、お金なんてなくても社会は成り立つんですよ。」って。




「お金のいらない国」を読んで変わった価値観

お金とは何か

確かに社会は成り立ちますね。

例えば、僕は写真を撮っているじゃないですか。

その他に欲しいものがいっぱいあるわけですよ。

その欲しいものを提供している人がいるじゃないですか。

その人にも欲しいものがあるわけですよ。

みんながお互いに自分ができることを提供し続ければ、お金なんてなくても回るっていう話なんですよね。

老人は「一瞬にしてお金がなくなっても、今やっていることを何の変わりもなくやり続ければ、お金がなくたって回るじゃないですか。そうでしょ?」って言ったら、主人公は「いや、でも… 確かにそうだな。」ってなる話なんですよ。

その老人が言ったのは、「仕事とはいったいどういうことなのか。何のために仕事をするのか?報酬の為なんです、お金がある世界って。でも、この国は誰かの為に何かをしたい、自分ができることをしたいから仕事をする。報酬のためじゃなく、奉仕のためにやることが一番大事なんです。」って。

「お金のいらない国」を見ると、「お金いらなくね!?」ってなる。

お金があることによる問題がいっぱいあるわけですよ。

お金が存在するからこうなるっていう。

それが物語みたいに書いてあるから、「お金のいらない国」はすごく面白い。

何なんですかね、お金って?

家を作る人は家を作って、それをタダであげたって、今の生活がタダで出来るなら、タダでもいいじゃない。
面白いよね。
そういうのは現実的には無理な世界なんだろうけど、そういう意識を持って暮らしているだけで、全然違うなって思う。
お金が欲しいから仕事するんじゃなくて、奉仕の気持ちを持って仕事をする。
「誰かのために仕事をする」っていう意識が大事なのかなって。
とりあえず、一巻だけでも面白いと思うよ。
この「お金のいらない国」が本当にあったら行きたいなって思う国なんだよね。

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