インストラクターの仕事と新卒で入った会社を辞めた理由

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インストラクターの仕事と新卒で入った会社を辞めた理由とは

新卒で入った会社を辞めた理由とは、どのような理由なんでしょうか?

今回、保育園を起業した鈴木麻友子氏に「インストラクターの仕事と新卒で入った会社を辞めた理由」というテーマでインタビューを行いました。

売上が伸びた理由、課長代理に昇進した経緯、新卒を指導するインストラクターの仕事、戦うインストラクターのエピソード、新卒で入った会社を辞めた理由などについて、お話を伺っています。

証券会社や保育園の仕事に興味がある方や、仕事が辛くて会社を辞めたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。




売上が伸びた理由

売上が伸びた理由とは

支店長との和解があった後は、どうなったんですか?

そのあと、3年目が終わるくらいまで、その支店長だったんだよね。
それで、私はもっと認めてもらったことで、ものすごい伸びた。

褒められて嬉しかったからね。
和解してからは期待をしてくれることになってさ、期待をかけてもらえるってすごい嬉しいよね。

だから、「頑張ろう。」って思った。
そういうふうに期待をかけてくれるのが嬉しくて、すんごい育ててもらったね。

そこからずっと超いい評価だったもん。

それで3年目が終わる頃に支店長が変わっちゃったんですね?

そう。新しく来た支店長がさらに若くて、最年少支店長で来たの。
前の支店長にもまして、さらにプレイヤー上がりのイケイケだったの。

前の支店長は「自分が得意な商品をみんながそれぞれ頑張って売っていけば、最終的にみんなが頑張れるよね。」っていう人だったの。
だけど、次の支店長は「とにかく稼げるコミッション(手数料)の商品をバンバン売りたい。」っていう人だったんだよね。

私はまさに手数料が安いけど、売上としては計上されるような商品を散々売ってたの。
だから、新しい支店長が来てから3ヶ月ぐらいは全然できなかったよね。

「できなかった。」っていうか、売上目標自体は達成できてるの。
でも、売ってる商品は評価されない商品。評価されないのが超悔しくてさ。

だから、自分の得意な商品を封印して、「支店長が言う商品をやろう。」って決めてさ。

結局、そのあと3ヶ月ぐらいは全然ダメで、目標の50%もいかない生活が続いてたんだけど、結局上期だか下期だか忘れちゃったけど、その年のうちに、その商品の販売キャンペーンで全店表彰されたの、私。

課長代理に昇進した経緯

課長代理に昇進した経緯とは

全店表彰ってすごいですね!

本社から賞状とかいただいて。
それで、支店長の評価も変わったよね。

それが、新卒で入社して4年目くらいかな。
確か、その支店長も1、2年くらいいたのかな?

それで、その頃もありがたいかな、その支店長が私を昇進させたくてしょうがなかったの。

その時は「主任」っていう職階の中にいたんだけど、「主任」の中ではずっと上の方だったんだよね。
だけど、「お前、もっと叩かれたら伸びるよ。だから、もう1個上の職階に行って、ランキング下げて、そうすれば目標も上がるし、もう1歩上にいけるよ。今のままだともったいない。」って。

「主任」のままだと給料も制限されるんだよね。職階が1個上がるだけで給料が4〜5万円違うのね。
ただ、1個上の職階にいくと40代の人もいるみたいな職階なんだよね。

それで、支店長が「1つ上の職階に行った方がいい。」って言ってくれたんだけど、入社5年目でその職階を出したことがないから、人事部と揉めた結果、「上の職階にはあげられない。まだ早い。」ってなったのね。

主任になったのは2年目だから、3年ぐらい主任をやってたんだけど、主任から上に上がるステップが1番大きいステップなんだよね。

その時は上の職階に上げてもらえなかったんだけど、「次の9月は絶対上がるよ。」って言われてて、9月に課長代理に上がっちゃったんだよね。

私、課長代理だったの、会社を辞めた時。
「『4年目の時に内示を出して、5年目の頭から課長代理になる。』っていう人事は、今まで前例がないからダメ。」ってなって、5年目になった時に内示が出て、5年目の後半は課長代理として過ごしたわけ。




新卒を指導するインストラクターの仕事

新卒を指導するインストラクターの仕事とは

課長代理に上がって、どうなったんですか?

そんな感じで課長代理になったんだけど、それまでずっとインストラクターをやってたのね。
「インストラクター」っていうのは、新卒1,2年目の指導担当。

私が売上を達成してこれたのって、支店長に引き上げてもらったっていうのもあるんだけど、「インストラクターをやってた」っていうのも大きいんだよね。

さっき話したけど、自分が新卒1年目の時にすごい辛かったじゃん。
それで、その時に誰も私をかばえなかったんだよね。

みんな日々の売上を追ってるし、自分の事でいっぱいいっぱいだからさ。
でも、「それでいいのかな?」とずっと思ってて。

やっぱり新卒で入った会社って一生に一度しかないし、新卒で入った会社ですっごい嫌な思いをして辞めた人なんて、できるだけ作りたくないなと思ってね。

支店長って支店全体を見てるから、不器用な子の努力とか、数字にならない何かって、目に留めてられないというか、目に留めてたらキリがないじゃん。

だから、「新卒の子達が怒られそうな時に、盾になれる人でありたい。」っていうのが私の想いだったんだよね。
だから、3年目からはずっと、売上を落とさずにいられたの。

新卒の子達に対する想いがすごいですね。

やっぱり「数字は人」っていう業界だから、数字をやって売上を上げていないと、まず意見をする権利がないし、人をかばう時も「お前、自分の売上できてないのに、何言ってんの?」ってなるから、まず自分の売上を上げる。

そうすれば、人のことをかばってあげられる。
まだ結果が出ていない人に、直接支店長の怒りがその子達に届かないように、間の緩衝材になってあげたくて、そのためにインストラクターをずっとやってたのね。

だから、私がインストラクター時代は支店長とけっこう揉めた。
感情に任せて、心ないことを言ってしまうことってけっこうあるじゃんね、みんな。

「インストラクター」って、会社として新卒の子達の指導を任されてる立場じゃん。
私、普段はそんなに怒らない人なんだけど、突然新卒の子達に直接感情で怒られると、カバーしてあげられないから、ものすごい怒るのね。

戦うインストラクターのエピソード

戦うインストラクターのエピソードとは

新卒の子達にとっては嬉しいですよね。

ある時、新卒の総合職の女の子が、朝の時点で売上ができてなかったの。
売上が上がってなかったのね、不器用な子で。

それで、支店長が「売上、上がってないじゃん。」って。
何も言えないよね。

その子はもう何言われてるか分かんないし、何も言い返せないしさ。
泣くのを必死に我慢しててさ、支店長から一番遠い席なのに直で怒られたんだよね。

「インストラクター」って男性と女性がセットなんだけど、朝会が終わった時に、男性の先輩と私でその子を呼んだんだよね。
そうしたら男性の先輩がさ、「いいの?あんなこと言われて黙ってられるの?悔しくない?」ってさらに詰めていくからさ、「ちょっと待て。いいからちょっと黙って。」みたいな。先輩なんだけど。(笑)

それで、店頭にいる受付の先輩のところに行って、「あんなこと言われたら、会社辞めたくなるよね。」って言ったら、めっちゃぼろぼろ泣いて、「辛いです…」って。

新卒の女の子だったら、泣きたくもなりますよね。

ものすごい腹が立ったから、その先輩にその子を預けて、彼女がいないところで、支店長席までズカズカ行って、「バーン!」って支店長席を叩いて、「支店長さ!」って言ったら、私に対して怒ったわけじゃないし、もうケロリと忘れてるからさ、「どうしたの?」って。

「私、めっちゃ怒ってるんだけど。」って言ったら、「なんで?なんかあった?」って。
「なんで私を通さないで、突然怒るんですか、朝会で。すごい嫌だ。あんな風に怒られて、本人どんな気持ちになると思ってるの?『会社辞めたい。』って言ってたよ、どうすんの?」みたいな。(笑)

「マジ?でも、売上ができてないんだから、できてないって言うしかないっしょ?」っていうからさ、課長が止めようと思って、周りでアワアワしてるんだよね、「やばい、支店長怒っちゃう!」みたいな。

それで、「とりあえず今日、自分の売上ゼロで行くんでよろしく。仕事しないから。」って言ったら、「は!?お前どうした?」みたいになるわけ。

「今日、彼女に1日同行するから。彼女が今日売上を作れなかったら私の責任なんで、彼女には絶対言わないでください。よろしく。」みたいな。

「戦うインストラクター」ですね。

頭に来すぎちゃって、言っちゃったの。
でも、やっぱりできない子だからさ、「なんとかしなきゃいけない。」と思って、「今日の商談、全部ついて行くからさ。どこのお客さんに会いに行きたい?」って言ったら「はぁ〜、どこですかね〜?」とか言うからさ、「おい!」みたいな。(笑)

それで、午前中は全然売上を立てられなくて、超焦るよね、3時までしかないから。
そうしたら、1時30分くらいに突然来たお客さんがいて、その子はふわ〜っと「こんにちは〜。」って挨拶しててさ、「ここ、ちゃんと決めるんだよ!」みたいな感じだよね。

それで、最終的にそのお客さんでなんとか決めたんだよね。

最後の書類の処理はやっぱり彼女が全部自分でやらないと、お客さんが「私が担当の方がいいな。」って勘違いしちゃうんだよ。
でも、私が担当になることは誰も望んでないことだから、「最後は彼女と会話をさせる」っていうのが、お客様を勘違いさせないポイントで。

だから、大丈夫だと思ったら営業場に戻って、「ギリギリ決めたから!もう、超焦ったから!」って。(笑)
でも、支店長もそういうゲーム感覚好きだからさ、爆笑だよね。

「お前、絶対できないと思ってたでしょ?ラッキーパンチやんけ。」みたいな。
「どうでもいいでしょ、決めたんだから。支店長、これで分かったでしょ。とりあえず夕会の時は、誰が数字やってようと知らないけど、彼女をヒーローにしなよ。そうじゃないと、会社辞めちゃうよ。」って言って、「今日のヒーローは○○ちゃんです!ワー!」ってみんなで褒めて、めっちゃ嬉しそうでさ。

新卒の彼女も嬉しかったでしょうね。

私が新卒の時はかばってくれる人がいなかったけど、私は心が強い人だったからなんとか生きていけたんだよね。
だけど、心が強くなくて会社を辞めた人も多かっただろうから、少しでも「会社を辞めたい。」って思う人を減らしたかったんだよね。

結局、彼女は私と同じタイミングで会社を辞めたんだけど、すごい「ありがとうございます!」って言ってくれてさ、「やっぱり、いい思いで会社を辞めた方がいいよね。」と思ってさ。




新卒で入った会社を辞めた理由

新卒で入った会社を辞めた理由とは

なんで会社を辞めたんですか?

そんな「戦うインストラクター」だったから、インストラクターを外されたことで私のモチベーションは一気に失われちゃったんだよね。

「1番になりたい願望」とか、そもそもそんなにないから、何のために売上を追うのか分からなくなっちゃって。

苦しいのが、今までのストックがあるからさ、売上が上がってなくても、誰も私を責めないの。
「半期で取り返してくれれば大丈夫だから。」って言われるんだよね。

売上ができてない時は怒ってくれればいいのに、「大丈夫?」ってすごい心配されるの。
それがすごい苦しくて。

それはそれで苦しいですよね。

私にとって「後輩」の次に大事なのは「お客さん」だったの。
だから、その後輩がいなくなったら、お客さんが1番になっちゃって。

今まで「どっちがいいと思う?」とか「本当にやった方がいいと思う?」って言われた時に、まず私は「売上を上げなきゃいけない。」っていうのが第一だったから、「これにしましょう!」って言えてたのに、「お客さんが一番大切だ。」と思うと迷い始めちゃって。

「えっと、これは絶対いいとは思うけど、でもなぁ… そんなこと言っても責任持てないしなぁ…」とか、すっごいぐるぐるしちゃうの。

そう思った時に、「あ、これお客さん不幸だな。」と思って。

「お客さんも一緒に働く人もみんな不幸にしちゃうし、このまま続けてたらだんだん仕事ができなくなって、だんだん居場所がなくなって、せっかく好きになった会社の事も嫌いになって、逃げるように会社を辞めちゃうな。せっかくここまで頑張ってきたのに、それってよくないな。」と思って。誰にとっても。

だから、「引き際は自分で決めよう。」と思って、会社を辞めた。

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保育園を起業する方法

今回、「インストラクターの仕事と新卒で入った会社を辞めた理由」というテーマでインタビューを行った鈴木麻友子氏に「保育園を起業する方法」を伺いました。
初めて保育の仕事に興味を持った14歳。親の意向に沿って大学を卒業し、新卒で証券会社へ就職。
29歳の時に会社を辞めた後、試行錯誤の結果、保育園を起業。
鈴木麻友子氏の幼少期から保育園を起業するまでの人生を、4時間に渡ってインタビューしています。
特に鈴木麻友子氏が保育園を起業する際に実際にとった行動に焦点を当て、詳しくお話を聞きました。
保育園の仕事に興味がある方や、保育園を起業したいと考えている方にオススメの一冊です。


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