保育園の営業方法とチャイルドマインダーの資格

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保育園の営業方法とチャイルドマインダーの資格とは

保育園はどのように営業をして、お客さんを集めてくるのでしょうか?

今回、保育園を起業した鈴木麻友子氏に「保育園の営業方法とチャイルドマインダーの資格」というテーマでインタビューを行いました。

チャイルドマインダーの資格とは、チャイルドマインダーの資格を取ろうと思った理由、保育園の営業、辛かった保育園の創業期、ネット以外でやった保育園の営業などについて、お話を伺っています。

保育園の仕事に興味がある方や、これから保育園を起業したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。




チャイルドマインダーの資格とは

チャイルドマインダーの資格

最初は保育園ではなく、「マンションで1人2人預ろう。」っていうところから始まったんですか?

そう。最初はマンションの1室で託児所とかベビーシッターをやろうと思ってたの。
でも、それは実際にやってみなかったんだよね。

私が前の会社を辞めたのが1月で、保育園をやる会社を作ったのが11月なの。
その間に資格の学校に通ったりしていたんだよね。

いわゆるベビーシッターのような「チャイルドマインダー」っていう資格があるんだよね。
そのチャイルドマインダーの資格を取って、動き始めたのが6月。

私はまだ子育ての経験もないから、先輩達のヘルプに行ったり、保育園のサポートをしたり、保育の経験を積もうと思って動いてたんだよね。

そうやってある程度の経験を積んで自分に自信がついたら、マンションのワンルームで子供を1人か2人預かって、託児所みたいなことをやろうと思っていて。
でも、託児所だけじゃ生計が立たないから、公文の先生をしようと思ってた。

公文の先生になるためには試験とか研修があるんだけど、公文の先生になる資格を取って、公文の先生をしながら子供達の面倒を見ようと思ってたんだよね。

「チャイルドマインダー」っていう資格は、ベビーシッターみたいなことができる資格なんですか?

そう。「チャイルドマインダー」は「少人数で家庭に寄り添った保育をする。」っていう仕事なんだよね。
各家庭を訪問して活動するか、自宅とか事務所で開業して、少人数の託児ルームをやることを推奨している資格っていうのかな。

「チャイルドマインダー」は民間の資格。

チャイルドマインダーの資格を取ろうと思った理由

チャイルドマインダーの資格を取ろうと思った理由とは

なんで「チャイルドマインダー」の資格を取ろうと思ったんですか?

最初は保育士の資格を取ろうと思ったんだけど、私の今までの経歴で、「保育園でアルバイトをしたい。」って言っても、雇ってくれるのかなって思ったんだよね。その時、29歳だったし。

「熱意あります!雇ってください!」って言うだけだったら、ちょっと大変な人じゃんね。(笑)

だから、「保育園でアルバイトさせてもらうことって、あんまり現実的じゃないのかな。」と思って、その時は保育の仕事を諦めようかなと思ったんだよね。

そうしたら、「チャイルドマインダー」っていう資格があることを知って、「チャイルドマインダー」なら今から始めてもできるし、未経験の人達とも一緒に学べるし、先輩方もいっぱいいるし、学校に通って学べるから、「それだったら、今の私でも学べるかも。」って思って、「チャイルドマインダー」の学校に通うことにしたんだよね。

たとえば、「保育士の資格を取る。」っていう選択肢はなかったんですか?

「保育士の資格を取る。」っていう選択肢がなかったわけじゃないんだけど、その時は私が保育園のことをよく知らなかったんだと思う。

保育園に通ったこともなかったし、保育園で働いたこともなかったんだよね。
まったく保育園っていうものを知らなかった私の感覚として、保育園って私よりも若い先生達が長い間、経験を積みながら頑張っているところだと思ってたんだよね。

29歳の私が保育士の資格を取ったからと言って、そんな簡単に保育園で雇ってもらえるとは思わなかったし、「保育士っていう仕事は、そんな私では続けていける仕事じゃないんじゃないか。」って普通に思ってた。
だから、保育士の資格を取っても、「何かができるわけじゃないんじゃないかな?」って思ってた。




保育園の営業

保育園の営業とは

保育園を始めて、最初の入園者はすぐに来たんですか?

全然来なかった。最初の3ヶ月間、入園者は0みたいな感じよ。

保育園って、どうやって営業していくんですか?

いろいろ試したよ。けど、これはうちの保育園の場合ね。
結果はネットだった。「ネットを見て来る。」っていうのしか響かなかったのかな、どちらかというと。

もちろん今は紹介とかもあるんだけど、保育園を始めたばっかりの時はね。
1人だけビラで来た人はいたかな。

でも、保育園って基本は待ちなのよ。
営業かけられないのよ、保育園って。

だって、「うちの保育園に入りませんか?」って、家に訪問販売とかできないでしょ?

確かに保育園が営業しに来たら怖いですね。

だから、きついのよ。
保育園に来てくれた人にもっと利用頻度を上げてもらう努力みたいなことはできるけど、エステとかみたいに「次の予約どうしますか?」みたい事はできないよね。

というか、保育園はそういう事をしちゃいけないよね。
だから、最初はすごく苦しかった。「営業かけたい!」みたいな。(笑)

その時は、「営業の方がなんぼか楽だわ。」と思ってた。
いつ終わるかも分からない戦いをしてたよね。

その時はスタッフが5人くらいいたから、もう吐きそう。

辛かった保育園の創業期

辛かった保育園の創業期とは

収入はないのに、5人分のお給料を出し続けないといけないですもんね。

そう。でも、お給料もそうだけど、毎日毎日やる事を与えないといけない辛さって、けっこうキツイのよ。
やることがないんだけど、やっぱり覗き込んだお客さんがいた時に、遊んでたらいけないのよね。

でも、「毎日毎日何かを指示する。」ってすっごい苦しい。
かつ、自分の焦りは見せられないでしょ。これは本当にしんどかった。

お客さんが来ないのと同じくらいか、それ以上にしんどかったな。

それで3ヶ月経った時に、ネットから問い合わせがあったんですか?

そう。3ヶ月以降はあっという間に忙しくなっちゃったの。

きっかけは時期だよね。
9月以降は次の4月から職場に復帰する人が動き出すの。だから、保育園に子供を入れる人が出てきて、一気に忙しくなって、ただそれだけ。

最初の1人目以降の人達もネット。ほぼネット。

なんでそんなにネットで引っかかるんですか?

それはSEOのキーワードを変えたからかな。
狙ってたキーワードを今までと変えた。

SEOはまったく詳しくなかったんだけどね。
でも、Webデザイナーさんと話したりして決めた。

うち、ホームページとかパンフレットとか、イラストレーターさんとWebデザイナーさんが両方入っていて。

じゃあ、最初から作り込んだホームページを作っていたんですね?

そうらしいよ。
私はホームページとかをまったく見る目がないので、詳しい事は分からないんですけど。

ほとんどWebデザイナーさんがやってくださったんだけど、サイトの良し悪しをちゃんと見られる人から見ると、「うちの保育園の規模には見えないよ。」っていうくらいよくできたホームページなんだって。

結構追い詰められて、「もう打つ手がないかも。」って思った時に、「狙っていたキーワードで、ホームページがどうにもこうにもひっかかってこないな。」と思って。

検索でホームページが上がってこないと、何も始まらないじゃん。
その時、確か16ページ目とかだったんだよね。「そんなの誰も見てないよ。」っていう。(笑)

「現状を変えるには、何のキーワードがひっかかるか。」っていうのをひたすらひたすら考えて、「このキーワードにしてみたいんですけど。」って言ったキーワードがヒットした。

キーワードを変えたら、1ページ目に出てきたんですか?

1ページ目か2ページ目かは忘れちゃったけど、みんなが見るぐらいの位置には出てくるようになった。
それで、「保育園を探してたら、ネットに出てきたんで。」っていうお客さんが来るようになったから、検索キーワードを変えた結果だって分かったんだよね。




ネット以外でやった保育園の営業

ネット以外にやった保育園の営業とは

ネット以外に、どうやって保育園の営業したんですか?

あとは、ビラ配りもしてた。
ビラもね、「何万枚配ったかな?」って感じよ。

かなり配ったよね。私達、ビラ配りマスターなんです。(笑)
前の会社で、ポスティングをめっちゃやってきたから。

前の会社に慕ってくれている後輩が2人いて、休みになると来てくれてポスティングを手伝ってくれたの。
彼女達ってすごいんだよね。

例えば、普通スタッフさんに「ポスティングをして。」って頼んだら、どこにポスティングすればいいか分からないじゃん。
だけど、彼女達は「保育園はこういう層がお客さんだ。」っていうのを予想して、自分達で考えてポスティングしてくれるんだよね。

「これがある家に行く。」とか「こういう特徴がある家に行く。」とか、自分達で判断して、何も言わずとも全部やりきってきてくれる。
ちょっと庭に出ている人がいれば、「あの!」とか言って声かけちゃう余裕もあるんだよね。

だから、保育園のお客さんになってくれそうな、最も可能性の高いところにポスティングをしてくれていたと思う、彼女達は。

すごくいい後輩がいますね。

プロだからね。それで生きている人達だから。

あとは、近くの幼稚園や保育園で待ち伏せとかもした。
保育園を開放していたこともあるし、保育園の外に立っていたこともあるし、スーパーに立ってたこともあるし、本当にいろんなことをしたよ。

だって、3ヶ月もあるんだもん。
毎日毎日、何をやったか忘れちゃうぐらい、いろんなことをしたよ。

公園でランチしている人に声かけたりとかね。
でも、「そのチラシ、もらったことあります。」って言われちゃうくらいやってた。

でも、色々やったから、保育園の存在がだんだん周知されてきたのかなと思う。

私のこだわりで看板出さないの、うちの保育園。
看板を出さない事も、集客できない間は散々みんなに言われた。

「保育園らしさをもっとアピールしなさい。」ってすごい言われたけど、なんの実績もないのにずっと「いやだ、いやだ。」って言い続けて、看板を出さなかったんだよね。

でも、色々やったことによって、だんだん「あそこにあるのは保育園なんだ。」っていう事を知ってくれる人が増えたから、そういう意味では「ビラもポスティングも外で話してたのも、何もかも意味がなかったわけじゃないんだな。」って思う。

株式会社coconホームページ

保育園を起業する方法

今回、「保育園の営業方法とチャイルドマインダーの資格」というテーマでインタビューを行った鈴木麻友子氏に「保育園を起業する方法」を伺いました。
初めて保育の仕事に興味を持った14歳。大学を卒業後、証券会社へ就職。
29歳の時に会社を辞め、試行錯誤の結果、保育園を起業。
鈴木麻友子氏の幼少期から保育園を起業するまでの人生を、インタビューしています。
特に保育園を起業する際に実際にとった行動に焦点を当て、詳しくお話を聞きました。
保育園の仕事に興味がある方や、保育園を起業したいと考えている方にオススメの一冊です。


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