今だから語れる仕事に対する考え方とは

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仕事に対する考え方とは

仕事に対する想い、考え、方向性はありますか?

同じ仕事をするにも、考え方次第でプラスにもマイナスにも考えられますよね。

今回、美容師として起業した板倉貴宏氏に「仕事に対する考え方とは」というテーマでインタビューを行いました。

仕事に対する考え方は人それぞれだと思います。

人の仕事に対する考え方を知る事で、少しでも今の仕事のお役に立てて頂ければ幸いです。




仕事に対する考え方とは

仕事では何が好きですか?

僕はカットをすることが、美容師の仕事の中で一番好きですね。

カラーやパーマやシャンプーももちろん好きなんですけど、パーマとかカラーリングって、アシスタントの子もやる仕事なんですよ。

シャンプーもそうなんですけど。

カットって最終的に覚える仕事なんですね。一人前になる技術というか。

自分のオリジナルを出しやすい、一番分かりやすいのがカットなんです。切れば短くなるし。

微妙な変化って分かりにくいですよね。

「ここに何とかブラウンを入れて、ここにポイントで何とかブラウンを足してます。」って言われても「あぁ。」みたいな感じになりますもんね。

美容師側の自己満足になりかねない。

それが悪いっていうわけじゃないんですけどね。

かっこよくもなりますし、可能性も広がりますしね。

仕事での失敗とは

板倉さんにとって「仕事での失敗」ってなんですかね?

考えなさすぎた事でしょうか。

僕はここまで見切り発射でやってきたので。

もうちょっと準備してもよかったかなって思います。

準備が足りなかった事は「失敗」だと思います。

もっと楽にいけたんじゃないかって思うことがあります。

でも、今その「楽に行けなかった事」が糧になってるんですけど。

「すごい遠回りしてるな。」とは思うんですけど、遠回りしたからこそ話せる事もあるんじゃないかなって思います。

考え方次第ですけどね。

すべてがうまくいったら、比較対象がないじゃないですか。

「誰かのために何かをやりたい。」なんて、そんなおこがましい事は言えないですけど、こういう風にお話させていただく機会があった時に出ますよね、やっぱり。

「若い人にはこうなってほしい。」っていう気持ちが。

仕事に対する「想い」はありますか?

お店を構えているので、仕事で自分の考え方を表現したいですよね。

「僕の生き方はこうです。」っていう。

なんかちょっと傲慢な言い方ですけど。

でも、それがいいんじゃないかと思ってやってますね。

ただ、押し付けはしないです。

もちろんお客様に来て頂く仕事なので、要望を汲んだ上で「僕はこういう考え方で、こういう感じで表現したいです、どうですか?」って。

「いやです。」って言われたら「あ、わかりました。」っていう。(笑)




家族ができたことによる、仕事に対する考え方の変化とは

仕事に対する考え方は変わりましたか

結婚したり子供が生まれたことによって、仕事に対する考え方は変わりましたか?

仕事に対する考え方は変わりますね。

独立したての頃って、休みを取らなかったんですよ。

3ヶ月くらいですけど、定休日っていうのを設けなかったので、毎日ずっとお店にいて仕事をしていました。

その時はまだ子供もできてなかったですし、「仕事、頑張らなきゃ!」っていう気持ちがあったので。

でも、3ヶ月経った時に体調を崩すわけですよ。

体は正直だったんですよね。

結果、3日ぐらい休んじゃって、「何をやっているんだろう?ちゃんと休みを取って、体調管理もしなきゃな。」と思いました。

「僕が仕事を頑張ってお金を稼げば、奥さんは幸せだ。」と思っていたんですけど、その考え方は間違っていたんだということに気づいて。

男が仕事をするってある意味、狩りに出るわけじゃないですか。

「獲物を奥さんに。」って思ってますけど、その獲物を捕りに行った夫の横顔が苦しそうだったら、辛くなっちゃうんですよね、奥さんは。

自分に罪悪感を持ってしまったりして。

実はそんなこと望んでなくて、もっと母性的なのかなって。

僕がすごく楽しく仕事をしていたら、うちの奥さんはすごく喜んでくれますし、苦しい顔して仕事をしていると、「何やってるの?休めばいいじゃん。バカじゃないの?」って。(笑)

僕がいい状態になることが奥さんは嬉しいですし、僕もいい状態であればもっと奥さんに優しくできますしね。

さらに子供ができると、お互い実家も遠いので、サポートを気軽に頼めないっていうのがあるんですよ。

なので、「一緒に子育てをやっていくのがいいんだろうな。」って。

なにより、とにかく子供がかわいいんですよね。

「子供と少しでも時間を共有したい。」っていうのもありますから。

もう何も考えられないです、はっきり言って。

「この子の為に稼ごう。」なんて思ったことないです。

もちろん「父親としての責任」っていうのは片隅にはありますけど、でも子供にとっちゃお金とか訳分からないわけですよ。

まして、言葉もしゃべれないわけですし。

「何を求めるか」って、抱っこしてもらうことなんですよね。

不思議なもんですけど、僕オープン当初に比べて休みを増やしてるんですね。

でも、売り上げは上がってるんです。

これは自分が良い状態であるからなんじゃないかなと思うんです。

子供との時間も取れる、奥さんに喜んでもらえる、結果として「俺やってる!」みたいな。

奥さんからしたら「まだまだだよ。」って思うかもしれないですけど、仕事に対してちょっとした自信が芽生えるんですよね。

そうすると、お客さんにもいいサービスが提供できるようになるのかなって。

ただ、子供ができたことによって、「仕事、頑張ろう!」とは思わなかったです。

昔は「そうなるものだな。」と思ってたんですけどね。

そうですよね、「仕事を頑張ろう!」って思うのかと思ってました。

逆でした。

考え方は人それぞれだと思いますが、僕は逆に「もっと家族との時間を作ろう。」って思いましたね。

結果、仕事をしている日は「もっともっと仕事を頑張ろう。」って思ってるんですけどね。

でも、仕事メインでは考えてない感じですかね。




今後の方向性とは

今後の方向性とは

板倉さんは今後お店の方向性をどう考えていますか?

僕の中のテーマはですね、お店っていうのはカッコよくいうと「ライフスタイルの一部」なんですよ。

なんかカッコつけた感じになっちゃいましたけど。(笑)

仕事をするにあたっての原動力ってあるじゃないですか。

情熱だったり、いろいろあると思うんですけど、僕は「家族との生活」なんですよね。

家族を犠牲にした仕事っていうのはたぶん今後もしないし、するつもりはありません。

家族も大事にできる、自分も気持ち良くなれる仕事、まずそこが大事かなと思います。

自分が良い状態じゃないと、お客様に良いサービスってできないんですよ。

まず、仕事に対する考え方として、そこが根底にあります。

その上で、髪は伸びるものですし、生活の中の一部じゃないですか。

他に生活にまつわる何かがあれば、一緒に発信していきたいなっていうのはありますね。

うちの奥さんの影響もあって、体に優しいものとか、自然なもの、シンプルなものっていうのが好きなんですよね。

なので、自分たちが好きなものをお店で表現していけたらなと思っています、カットに関わらず。

だから「これ」っていうものは正直、いつも模索しています。

気になるものがあればやってみるっていう感じですかね。

主軸はカットになると思うんですけど、僕けっこう飽きっぽい性格なので、その都度一回自分の中に取り込んで、いいなと思ったものを「最近、僕こういうの好きなんです。」って発信していく。

それがお客さんのニーズに合えばいいなと思っています。

そんな感じですかね、ライフスタイルそのものを売っていきたい。

従業員を雇うとか、2店舗目を出すとかは考えていますか?

「もうちょっと広いお店にしたいな。」っていうことは考えます。

それで、さっきの「ライフスタイルの一部」のラインナップをもっと増やしていく。

「家族でそこをやっていけたらいいな。」っていう願望がすごくあるんです。

幸い、うちの奥さんも元美容師なので、何かしら一緒に仕事をできることがあると思うんです。

例えば広いお店だと、そこに自分の子供が遊びに来てもいいような状態を作っておけば、「今日お父さんは仕事なんだよ、君たちとは遊んでられないんだ。」みたいに、仕事と生活をあんまり区別しなくて済むかなって。

「みんなで一緒に何かを提供できれば。」っていう形では思ってます。

でも、従業員も縁があればっていう感じですかね。

考え方に共感して頂ければっていう感じです。

美容室「bono」オフィシャルブログ

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美容師として起業する方法

今回、西日暮里で美容室bonoを開業した板倉貴宏氏に「仕事に対する考え方」を伺いました。
CMの影響で美容師に憧れを抱き、北海道の美容学校へ通った後、美容師として起業するに至った経緯を、実際に取った行動に焦点を当てて聞いています。
美容師を目指している方や、美容師として起業したいという方にオススメの一冊です。


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