3日で決断し美容師として独立する方法

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美容師として独立する方法

美容師として独立するにはどのような方法があるのでしょうか?

美容師として独立した板倉貴宏氏に「美容師として独立する方法」というテーマでインタビューを行いました。

板倉貴宏氏が美容師として独立した経緯や、美容師として独立した方法を伺っています。

これから美容師を目指す方や美容師として独立を考えている方の参考になれば嬉しく思います。




目次

美容師として独立する方法とは?

美容師として独立してから何年経ちましたか?

4年ですね。独立した時は35〜36歳でした。

美容師をやっている人が「独立したい。」と思ったら、どうすればいいでしょうか?

僕自身、見切り発車でやってなんとかなっているので、「思ったよりやっちゃっていいんじゃないですか?」と思います。

ただ、「お金」の部分はきっちりした方がいいと思います。

「お金」って一番大切なところなので。

どういう規模のお店にしたいかにもよるんですけど、お金のことはちゃんと専門家に聞いた方がいいと思います。

地方自治体の融資とか、国からの融資とかもありますし、そこら辺ははっきり分かっておいた方が後々すごくいいと思うんです。

まずは、お金の工面。できる限り、いろんな制度を利用する。

もしくは銀行さんと好意になっておくというか、信用を作っておく。

大きなお金が必要だと思うんですね、お店を一つ作るとなると。

そのお金を借りたとしたら、お金の返済がけっこうネックになってきます。

「お金のプレッシャーと戦う」っていうのが自営業はあるので、そのプレッシャーが少ない方がいいわけじゃないですか。

1日1日どうなるか分からないわけですし。

そこを万全な状態にしておくのが、メンタル的に一番いいと思うんです。

お金の面がしっかりしていれば、あとは「お店をこうやってやっていきたい。」とか「美容師として自分はこうしたい。」っていう気持ちがプラスされれば、他は別に何も必要ないんじゃないでしょうか。

逆に言えば、そういう気持ちがあってもお金がうまくいかないと、やっぱり折れちゃうんですよね。

個人事業主でも銀行からお金を借りられるんでしょうか?

詳しくは専門家の方に聞いた方が早いと思います。

でも、銀行の営業さんがたまに来てくれるんですけど、話を伺うとやっぱり実績が必要みたいですね。

とにかく銀行と取引をする。

僕もいろいろ聞きかじった話なので、正確なこと言えないんですけど、例えば独立する際に大きなお金を借りる場合、「今の自分は何を持っているか」っていうのを言うわけですよ。

例えば「美容師としての技術を持ってます。」っていうのは、目に見えないじゃないですか。

言葉では表しきれない。

今までの職務経歴書とかは作れますけど、いまいち弱いですよね。

逆に言えば、「不動産持ってます。」っていう人の方が強い。

あとは、独立してからの方が借りやすいかもしれないですね。

個人事業主だったとしても、3年以上続けて「売り上げがこのくらい、納税額はこのくらい払ってますよ。」って言えば、もう数字で出るじゃないですか。

さらにその銀行さんでいろいろ取引をしていると「この人は信用性がある。」って判断してくれますよね。

そういう感じで貸してくれるとは聞きました。

独立する際、創業資金を借りるのは難しいんでしょうか?

いろいろ制度があるみたいですよ。

銀行さんに頼らず、国から借りるっていうケースもあります。

「日本政策金融公庫」という国の金融機関があるんですけど、そこの方が審査に通りやすいみたいですよ。

やっぱり銀行さんから借りるのは難しいみたいです。

ただ、銀行さんの商品の中で「創業支援」っていうのがあるという話は聞いてます。

もろもろの条件をクリアしていないといけないとは思いますが。

でも、国から借りる制度も一般のローンに比べたら金利が低いですし、もし借りられるなら、条件としては悪くないんじゃないでしょうか。

美容師として独立する為に必要な要素はありますか

美容師として独立をするのに必要な素質はありますか?

独立は誰でもできますね。

美容師として独立したい人ができるんだと思いますし、なれるんだと思います。それしかないかなと。

雇ってもらってる方が合ってる人もいるでしょうし、独立だけがいい事とは限らないと思うんですね。

本人が落ち着ける場所。

僕の基準は「いかに快適か」でした。僕は「独立」っていう形が快適だったんです。

だから今の形になっているわけなんですけど、必ずしもそれが万人に当てはまらないと思います。

だから、美容師として独立するのに素質はいらないと思います。

美容師として独立する際、悩んだりしましたか?

なんせ知識がない状態でしたので、何を準備したらいいかとか、全く何も思いつかなかったですね。

それもあったと思うんですけど、今考えるとその3日間何を迷っていたのかも思い出せないですね。

ただ、1つ言えることは「将来的に美容師として独立する。」っていうのは漠然とどこかで思っていたので、「その時が来たのかな。」っていうぐらいの感じですかね。

本当にちゃんとしてないですよね、一般常識からすると。

僕はそれで気に病んだりしないんですけど、こうやって改めて考えてみると、何にも考えてないんだなっていうのはすごく感じますね。(笑)

その分ちょっと苦労はありましたけど、結果全然よかったですね、独立してみて。後悔はないです。

「いつかは独立したい。」と思っている人の中で、実際に独立する人としない人の差って何でしょうか?

頑張ってないんじゃないですかね、僕。

自分を卑下しているわけじゃないですけど、気合い入れて「やるぞ!」っていうタイプじゃないんですよ、全然。

逆に、それがよかったのかなと思います。

たぶん「いつか独立したい。」って思っている人の中には、すごい計算しながら、計画しながらやっている方もいると思うんですけど、僕が同じように計画をしていたら、たぶん途中で辞めると思うんですよ。

なんでかっていうと、考えれば考えるほど、悪いことしか考えられないから。

「どうしよう、食べていけなかったら。」って思っちゃうと思います。

もともと頭で考えてもちゃんと答えを導き出せないタイプ。

「こうすれば売り上げが立つ」っていう計算式を立てられないタイプの人間なので、計算してもいいことなんて一つも思い浮かばないですよ。(笑)

計算することも苦痛ですし、無理しないタイプなので。

そこの違いかもしれないですね、考えるか考えないか。

独立するまでの期間とは

「独立しようかな。」と思ってから、実際に独立するまでどれくらいの期間がありましたか?

けっこう長いと思います。

これは美容師という職種だからなのかもしれませんけど、最初からずっと雇われで美容師をやっていくイメージって全くなかったんですよ。

最初は技術を身につける為にお店に入りますけど、たぶん世間一般のイメージもそうなんじゃないですかね。

一般の社会みたいに偉くなって、管理職になってとか想像つかなくないですか、美容室で。

今はあるんですよ、マネージャー的立ち位置になる人もしますし、経営の右腕左腕になったりする人もいますけど、最初からそのイメージはなかったですね。

結果、その期間はすごく長いです。

独立する前提で仕事をしているから。

独立することになったきっかけは何だったんですか?

知り合いの社長さんから、今の西日暮里のお店を引き継いだ事がきっかけです。

もともとはその社長さんが、あそこの場所で1000円カットの美容室を経営していて、「そこを誰かに明け渡したいから、やらないか?」というお話を頂いたんです。

しかも、「3日で決めてくれ。」と。(笑)

前々から独立は考えていたので、「独立するチャンスだな。」と思って、そのお話を受けました。




美容師として独立してからの行動とは?

実際に独立してから、どのように動いていったんですか?

何もしなかったです。鏡や椅子はすでにあったので。

ギリギリまで前のお店が使っていたので、辞めた翌日から僕がすぐ引き継ぎました。

前の美容師さんが出て行った翌日からなので、本当に隙間なく引き継ぐ感じだったんですよね。

だから、3日後なんてすぐでしたね。

何か準備をする余地もなく、知識もないという。

バカなんですよね。(笑)

「カットできるし、いっか。」みたいな。

美容師として独立して、一番初めにやった事は「ひたすらお客さんを切っていく」という事でしょうか?

そうです。目の前にあるやるべき事をしただけです。

幸いお客さんが前のお店から引き継ぎで来てくださっていたので、まず様子を見ようという感じですね。

お店はもうあるから、そこで広告を打つよりは、いかに上手に引き継ぐかという事が重要でした。

「僕に変わったんですよ。」っていう話をするくらいですかね。

すぐに生活費は稼げましたか

美容師として独立して、すぐに生活費は稼げたという事ですか?

そうですね。

フリーランスで何かを始める時って、運転資金はやっぱり必要じゃないですか。

そういう面では僕はすごくラッキーだったと思います。

どういう行動が売り上げの増加につながったと思いますか?

みんなそれぞれ自分の仕事にポリシーってあると思うんですよ。

それは当たり前にやるとして、その大事にしているものをどれだけ継続させられるかが重要なのかなと思います。

単純に言ったら、「そこだけで売り上げは上がりますよ。」っていう話なんですけど。

経験上、「お金をこれくらい稼ごう。」という考えはもちろんありますけど、それだけだとなかなかうまくいきませんでした。

それよりは、美容師という仕事を通して、何を表現したいのか。

例えばうちの美容室だったら、「カットのみの美容室として、自分は何ができるか。」

今、目の前にある「髪の毛」という素材に対して、最善は何か、目の前のお客様は何を考えているのか。
けっこう当たり前の事かもしれません。

特別な事は本当に何もしていません、「とにかく正直に。」っていう、それだけです。




美容師として独立を目指す人へのメッセージ

独立を目指す人にメッセージをお願いします

最後にこれから美容師として独立を目指している人たちに、メッセージをお願いします。

「独立」って聞くと、すごく大変な事のようなイメージをお持ちの方も多いのかもしれませんが、結局のところ「独立したいかどうか」だと思います。

もし「独立したい」のであれば、あとは「やるか、やらないか」でしかないんだと思います。

それぞれの方にそれぞれの状況があるのかもしれませんが、それだけのような気がします。

あとは選択するだけ。

それを「覚悟を決める」と言うのだと思います。

こう表現してしまうと怖くなってしまうかもしれませんが、「独立」って本来楽しいものだと思います。

「自分のやりたいように、やりたいことをする。」

そこには誰も責任を取ってくれる人はいませんが、そのかわり無限の自由を手に入れることができます。

最後に僕はこう思います。「独立してよかった」と。

美容室「bono」オフィシャルブログ

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美容師として独立する方法

西日暮里にある「美容室bono」を経営する板倉貴宏氏に、「美容師として独立する方法」を伺いました。
北海道の美容学校へ通った後、東京で美容室に勤務し、美容師として独立するに至った経緯をインタビューしています。

美容師として独立するにはどのように行動すればいいのか、実際に板倉貴宏氏が独立する際に取った行動に焦点を当てて聞いています。

美容師として独立したい方や、お店を開きたい方にオススメの一冊です。


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