独立した方のご両親や兄弟は、どのような仕事をしているのでしょうか?
今回、占い師として独立した天海氏に「先生の仕事をしている兄・母と会社の役員だった父」というテーマでインタビューを行いました。
学校の先生の仕事をしている兄、外資系の会社の役員をしていた父、資生堂の美容部員の仕事をしていた母などについて、お話を伺っています。
占い師として独立した天海氏の家族構成や環境を聞く事で、占い師天海氏の人物像に迫ることができればと思います。
このインタビューを通して、占いの仕事に興味がある方やこれから占い師として独立を考えている方の参考になれば嬉しいです。
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目次
学校の先生の仕事をしている兄

お兄さんは何の仕事をしていますか?
お兄ちゃんの仕事は、学校の先生です。
私立の中高の英語の先生をしています。
お兄ちゃんは男の子だったから、ちゃんと大学院も行かせてもらって。
お兄ちゃんもすごくて、父親が外資系の会社の役員をやっていたので、私は「大学に行けないなら留学したい。」って言ったら「女だからダメだ。」って言われたんですけど、兄は父親に「男は海外を見ておいた方がいいから、留学しろ。」って言われて「嫌だ!」って言ったんです。
「飛行機、乗りたくない。」って。(笑)
飛行機が怖いからですか?(笑)
そう。(笑)
「留学するのは嫌だ!」って言って、それで「根性があるな。」と思ったのは、私だったら「英語を勉強するなら、海外に行った方が早いじゃん。」って思うから海外に行っちゃうけど、お兄ちゃんは飛行機に乗るのがどうしても嫌だったから、独学で英語を勉強していたんです。
毎日お経のごとく、すごい勢いで勉強しているのが聞こえてくるんですよ。
それで英語の先生になったんですけど、根性の差だったんですかね?(笑)
いやいやいや。そんだけ飛行機に乗りたくなかったんじゃないですか?(笑)
「どんだけ乗りたくないんだ。」って思って。(笑)
でも、トラウマとかそういうのではなく、それまで飛行機に乗ったことがないんです。
乗ったことがない上で、飛行機に乗りたくなかった。
新婚旅行に行った時に、初めて飛行機に乗ったみたいです。
それで免疫がついて、学校の先生だから、修学旅行とか行くんですよね。
それで修学旅行も行けるようになったっていう。
食わず嫌いみたいな感じだよね。(笑)
「私なら、そんな努力するぐらいだったら、飛行機乗るわ。」と思って。
乗りますよ、普通。寝てれば着きますからね。
お酒でも飲んで寝てればね。(笑)
それでも飛行機に乗りたくなくて、日々の努力をするっていうのがすごいなと。
だからこそ、今があるんだなと思います。
お兄さんはもう水泳はやってないんですか?
水球部の先生をやってます。
一緒に入ってやったりしてるのかな、あの体で。(笑)
サスペンダー的な感じですよ。
お正月にしか会わないから、お正月に会うと伸び縮みがすごくて、「こんなに人の体って、伸び縮みするんだな。」と思って。(笑)
たまにキュってなる時もあるんですよ。
ちょっとダイエットした時はキュってなってて、気がついたらまたボテッとなってて。
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外資系企業の役員をしていた父

お父さんは、厳しい以外ではどんな人だったんですか?
やっぱりストイックな方でしたね。
父が22歳の時にうちのお兄ちゃんができて、結婚したのもそれぐらいの年なんです。
もともと関西の人なんですけど、実家を出て東京に来て、子供2人を育てるのに一生懸命仕事をして、いろんな仕事をやったんだけど、最終的に仲間と3人で会社を作って。
パソコンとかを使った仕事で、IT系の先駆けみたいな会社ですね。
3人で会社を立ち上げて、そのうち「外資系の会社の、日本支社をやらないか?」みたいな話になって、最終的に300人だか400人ぐらいの会社にして、上場させてから辞めた人なんで、「そりゃ厳しいよね。」っていう。
叩き上げなんで、とにかく厳しいんですよ。
人生の厳しさを知っている感じですね。会社を辞めた後はどうしているんですか?
ずっと仕事ばっかりの人だったから「大丈夫かな?」と思ってたんだけど、趣味を見つけて、鳥とかを撮りに毎週行ってますね。
会社を辞めた理由は定年じゃなくて、引責とかっていう理由だったと思うんだけど、もう会社で仕事をするのが疲れちゃったみたい。
お父さんは全然仕事の話してくれなかったから分からなかったんだけど、「3人で会社を立ち上げたんだよ。」っていう話はしていて。
それで「なんだか最近、外人が来るようになったな。」って思って聞いてみたら、外資系企業の日本支社をやることになってて、「上場するんだよ。」みたいな。「えー!?」ってなりますよね。(笑)
そういう経験があったから、厳しいんだと思う。
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資生堂の美容部員の仕事をしていた母

お母さんはどんな仕事をしていたんですか?
お母さんはもともと美容部員の仕事をしていました。
資生堂かどこかの美容部員で、お父さんと結婚した時に仕事を辞めたみたいです。
その後はパートみたいな感じで仕事をしていたんですけど、子供も大きくなって巣立っているので、今は体操の先生をやってる。
「自彊術」って言うのかな?健康にいい体操みたいなのを習って、それの先生の資格を取得して、教えています。
正月に実家に戻るじゃないですか。
その時に、お兄ちゃんも先生で、お母さんも先生で、私も先生の仲間入りをしたので、「『先生』って呼ばれるって、気持ちいいよね。」って言いながらお酒を飲むっていう。(笑)
すごいですね、みんな先生じゃないですか。
そうなんです、みんな先生なんですよ。
お父さんだけ違うけど。
でも、お父さんも普通に先生になれるよね。
ビジネス関係の先生なら、やろうと思えばできるもんね。
私、ずっと自分が異端児だと思ってたんですよ。
「学校も行ってないし、仕事もコロコロ変わるし、なんでかな?」って思ってたら、このあいだ実家に帰った時に、お兄ちゃんが「異端児は俺だよな。」って言ったんですよ。
確かに、お父さんは叩き上げだし、お母さんも叩き上げみたいな感じだし、私もそんな感じだけど、お兄ちゃんだけがちゃんと学校に行って、大学院も行って、学校の先生をずっと勤めあげているから、「俺が異端児じゃね?」って。
みんな納得して、この間初めて「お兄ちゃんが異端児。」っていうことに決まりました。(笑)

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