自分で起業する人は、中学・高校とどのような生活を送っていたのでしょうか?
起業する事と学生時代の生活や成績に相関関係はあるのか、気になりますよね。
今回、広告代理店を起業した田原広一氏に「私立の中学校に入った理由と高校での勉強」というテーマでインタビューを行いました。
私立の中学校に入った理由、NTTに勤めていた父と看護師だった母、中学校での勉強とテストでの順位、エスカレーターで進学した高校などについて、お話を伺っています。
起業に興味がある方や、これから起業したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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目次
私立の中学校に入った理由
中学校は私立に通ったんですか?
私立です。帝京中学校に入りました。
本当、「誰でも入れるんじゃないかなぁ。」くらいの学校ですけど。
僕、塾に3年ぐらい行ってるのに、本当に親不孝だと思うんですけど、全然勉強しなかったんですよね。
国語のテストで下線が引いてあって、「筆者の気持ちは?」っていう問題があるじゃないですか。
「前後3行読めば、答えが出せる。」と思っていたんですよ。
でも、ちゃんと全部読まないので、何の話か分からないんですよね。
それですごい成績が悪くて、帝京中学校ですら合格率20%みたいな感じでした。超頭悪かったんですよ。(笑)
当時4教科やっていて、理科・社会の偏差値が30ぐらいしかなかったんですよね。算数だけは50〜55ぐらい。国語も40くらいで、基本どこの中学校も受からないですよ。
でも、帝京中学校だけは奇跡的に一発で合格して。
まぁ、「僕らの代で偏差値が10下がったんじゃないか?」っていう噂もあるんですけど。(笑)
それで、私立の中学校に行きました。
ご両親は私立の中学校に入れたかったんですか?
いや、姉ちゃんが1個上にいるんですけど、姉が私立の中学校に行っていたので、「お前も私立の中学校に行くでしょ?」みたいな感じでした。
確かうちは「リバーサイド」っていう6階建ての団地に住んでいました。うちのお父さんがNTTなんですけど、そこの団地はNTTの社宅だったと思います。
その団地にはNTTの人がいっぱい住んでいるんですけど、社宅に住んでいると家賃が安いので、浮いたお金は教育費にかけるんですよ。
NTTってまぁまぁ収入がいいので、周りは教育ママが多かったみたいで、みんな子供を塾に行かせるんですよね。
姉ちゃんが私立の中学校に行くなら、弟も私立の中学校に行くじゃないですか、1コ違いなので。
僕は一言も「私立の中学校に行きたい。」って言ったことはないですね。
でも、「塾に行ってるんだから、私立の中学校に行かないといけないんだな。」っていう感覚はありましたね。
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NTTに勤めていた父と看護師だった母
お父さんはNTTで、お母さんは専業主婦だったんですか?
いや、母はもともとは看護師だったんですよ。
子供が生まれて看護師を辞めていて、僕らが小学校高学年ぐらいの時から、どこかの病院の事務員をやっていました。
保育園って1人看護師さんがいないといけないらしいんですけど、今は保育園の中の看護師的なポジションをやっています。
あんまり詳しくは知らないんですけど。
中学校での勉強とテストでの順位
帝京中学校に入ってどうなったんですか?
中学校1年生の時は普通だったんですけど、中学校2年生から常に学年で20位ぐらいだったんですよ。
僕、暗記タイプなので、範囲が狭いと1〜2週間頑張って、そこそこの点数が取れたんです。
中学校時代だったら、180人いる中の15位ぐらいだったので、先生に褒められるというかチヤホヤされるというか。
それで、高校に入った時も最初は一番成績のいいクラスだったんですよ、特進クラスみたいな。
その特進クラスの先生がすごく合わなくて。
僕、外部でサッカーをやっていたので、基本的に疲れていて眠かったんです。
学校のテストの点数が悪いと「朝7時10分に来い。」とか言われて。
私立の学校なので、通学に1時間ぐらいかかるんですよね。
朝7時10分に行くためには、6時10分ぐらいに家を出ないといけないんです。
6時10分に家を出るっていうことは、5時30分ぐらいに起きるじゃないですか。
僕、クラブチームで夜7時から9時までサッカーをやっていたので、5時半に起きるのって、超辛いじゃないですか。
しかも、サッカーが終わって家に着くのに30〜40分かかるので。
風呂に入ったりしていると、11時とか12時になっちゃうんですよね。
高校生ぐらいのいっぱい寝た方がいい時期に、12時に寝て5時半に起きるって、超辛いじゃないですか。
なので、基本学校は寝ていたんです。
確かに中学校・高校の時にその睡眠時間はきついですね。
あと、いろいろ言われるとやりたくなくなっちゃうタイプなんですよね。
中学校までは1〜2週間前までにちゃんと準備をして試験を受けていたので、学年で十何位とかだったんですけど、高校1年の時には特進クラスなのに180人中140位くらいだったんですよ。
まったく勉強しなくて。(笑)
うちって結構バカな学校だったので、テキストの説例をやれば、絶対80点ぐらい取れるテストを、僕テキストさえ見なかったので、40点しか取れなかったんですよ。
あと、授業中に寝ている奴って、ヤンキーっぽいじゃないですか。
そういうつもりは全くなかったんですけど、いつも授業中に寝ているので保護者会か何かの時に親が先生に「お宅のお子さんはリーダーだと思っているかもしれないですけど、違いますよ。」みたいなことを言われたらしいんですよ。
何のリーダーですか?(笑)
番長みたいな感じですかね。(笑)
先生としては「気取ってんじゃねぇよ。」みたいな感じだったと思うんですけど、先生の事が嫌いだったので、まったく勉強もしないですし、言われたことも常に「はいはい。」みたいな感じでした。
非行に走ってたわけじゃないですけど、何か言われるが嫌だったんですよね。
2年目もまた成績でクラス分けがされるんですけど、当時40人の特進クラスで3人だけ下のクラスに下がったんです。
その3人の中に僕が入っていて。
それで、1つ下のクラスの先生が「何をやってもいいよ。」みたいな、フリーな先生だったんですよ。
そういうところが僕は大好きで、何も言われないと「頑張ろう。」って思うタイプだったんですよね。
天邪鬼ですよね。(笑)
「やれ。」って言われると、やりたくなくなっちゃう。何も言われないと「頑張ろう。」って思うっていう。
それで、高校2年の時は最高で学年8位とかになっていました。
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エスカレーターで進学した高校
高校はどうやって入ったんですか?
エスカレーターです。何もしてないです。
特に試験とかはなかったと思います。試験を受けた記憶がないですね。
めっちゃ成績が悪いと試験があるかもしれないですけど、基本的には高校に上がれるっていう感じだったと思います。
ちなみに、お母さんは勉強することに対して、なぜそんなに熱心だったんですか?
熱心かどうかは分からないですけど、社宅で下の階の人が塾に行かせていたから、「うちも勉強させなきゃ。」みたいな感覚だったと思いますよ、最初は。
「あの子の家が塾に行ってるんだから、塾に行かせなきゃ。」みたいな。
ママ友つながりの話じゃないかなと思います。
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