正社員として働きながらアクセサリーの販売を始めた方法とは

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アクセサリーの販売を始めた方法

アクセサリーの販売に興味がありますか?
最近、ハンドメイドやDIYがブームになっており、アクセサリーを販売している方も多いですよね。

今回、アクセサリーデザイナーとして独立した中田チサ氏に「正社員として働きながらアクセサリーの販売を始めた方法とは」というテーマでインタビューを行いました。
画材メーカーで正社員として仕事をしながら、アクセサリー作りを研究し、どのように販売していったかを伺っています。
少しでもアクセサリーの販売に興味がある方の参考になれば幸いです。




アクセサリーの販売を始めた方法

どのようにアクセサリーを販売していったんですか?

誰でも参加できるような展示会に申し込んで、アクセサリーを少しずつ販売していました。
あとは渋谷にある東急ハンズの7階で、作家が作ったものをボックス貸しで販売している「ハンズギャラリー」っていうのがあるんですけど、そこも申し込みました。
そうしたら、東急ハンズの担当の方が気に入ってくれて、「このアクセサリー、ハンズ合うよ!表参道の『hands be』で1週間お店出さない?」って声をかけて頂いて。
「hands be」の表参道って、ラフォーレの向かい側にある東急プラザの5階にあるんです。
めっちゃ嬉しかったですね。
ハンズギャラリーの企画の人が、ハンズの企画の人に話を回してくれて、「こういうアクセサリーのブランドがあるんだけど、そっちでやってるポップアップショップにどうかしら?」って聞いてくれたんです。
そうしたら、「いいんじゃない?やりましょうよ。」っていう話になって、ハンズの企画の人から連絡が来て、ポップアップショップで販売できる事が決まったんです。
ポップアップショップが決まった時は、会社で「わー!」って言っちゃったんですけど。(笑)
でも、「ポップアップショップの場所にいなきゃいけない」っていうのが条件だったので、会社を1週間休まないといけないんですよ。
私、会社に入って1年目だったから、有休が年間で10日しかないんですよね。
しかも、体調不良で何日か休んでいて。
でも、どうしてもやりたかったから、まず上司に相談したら「じゃあ、相談してみるよ。」って取締役に相談してくれて、OKが出たんです。
それで、「hans be」の中で1週間ポップアップショップで販売する事ができたんです。

ポップアップショップでの販売はどうでしたか?

私、周りの人にすごい恵まれてると思うんですけど、友達がめっちゃ来てくれて、アクセサリーがすごい売れたんです。
初めてのポップアップショップだったんですけど、友達がたくさん来てくれて買ってくれたから、「hands be」の人達もびっくりするぐらい売れて、たぶん普通の人の4倍ぐらい売れたみたいです。
本当に友達のおかげで売れたんですけど、そうしたらハンズでも「すごい売れた、びっくり!」みたいになって、ハンズでやるイベントにちょこちょこ呼ばれるようになったんですよね。
私もそのお誘いを断りたくなかったので、来る仕事は全部受けていました。
その中で、みなとみらいに「クイーンズスクエア」っていうところがあって、そこにも「hands be」が入っているんですけど、そこで1週間ぐらいワゴンのポップアップショップで販売をやったんです。
さすがにもう休みがなかったので、行ける時だけ行って、あとはハンズの人がレジを打ったり販売してくれて。
そうしたら、ヴィレッジヴァンガードのオンラインショップがあるんですけど、本社がみなとみらいにあるんですね。
たまたまヴィレッジヴァンガードの人が通りかかって、「このアクセサリー、カワイイ!うちで販売したいわ。」みたいな話になって、ヴィレッジヴァンガードで販売できるようになったんです。
そうやって、だんだん広がっていって、収入がちょっとずつ上がってきたんです。

東急ハンズの7階のギャラリーは誰でも置けるんですか?

ちゃんと審査があります。
さすがにハンズも販売するので、商品としてちゃんとしているかは見られますね。
その審査は通って、今もお取り引きがあります。




正社員とアクセサリーブランドの両立

正社員の仕事とアクセサリーブランドは、どうやって両立させていたんですか?

いろいろなところで販売できるようになったんですけど、そのぶん製作は大変だし、FacebookとかTwitterとかSNSもやり始めたので、ほとんど寝られなくなってきたんです。
仕事から帰ってきてから、朝6時くらいまでアクセサリーを作って、2時間ぐらい寝てから会社に行って、通勤時間にメール打ったりSNSに投稿して、ホームページとオンラインショップも同時に作っていました。
昼休みにご飯を食べるより寝たくて、「1時間あるんだから寝よう。」と思って会社で寝てて、だからお昼食べられないんですよ。
そうするとお腹が空くから、コーヒーは飲んで良かったので、コーヒーを飲むコップにスープの素を入れて、スーパーで買ったお麩とかめっちゃ入れて、仕事しながら飲んでました。

他には展示会で販売したんですか?

それとは別に、御徒町の「2K540」っていう場所があるんですけど、そこで作家のものを集めてイベントをしている人に会うんです。
その人に会った経緯なんですけど、会社にいた時に画材業界の展示会があったんですよ。
画材業界って、年齢層が高い男性がいっぱいいるんですけど、その中で取引先に若い女の子がいて、取引先だから挨拶するじゃないですか。
それで「なかなかこういう年代っていないですよね。」って話したら、たまたま同じ年で、「えー!?」ってなって。
いろいろ話をしたら、音楽も好きで、「私もあれ好き!今度一緒に飲もうよ!」みたいに意気投合して、「私、本当はアクセサリーが作りたくて、会社員やりながら作ってるんだよね。」って言ったら、「友達が作家さんが集まるイベントに参加してて、主催の人知ってるから、紹介するよ!」って紹介してくれたんです。
その友達づたいに、作家ものを集めてイベントをやっている人までたどり着いて、「2K540」で土日にアクセサリーの販売ができるようになったんです、ハンズと並行して。
そこでけっこう売れたんですよ。
私が作ったアクセサリーって、お花とかパールとか、かわいいアクセサリーじゃなくて、アクが強いってわけじゃないけど、万人受けするアクセサリーじゃないのに、「みんな買ってくれるんだ。」と思って、自信がついたんですよね。
それもあって、アクセサリーの販売で普通の日給ぐらいの収入になってきたんですよね。
「2K540」もお店にいないといけなかったので、土日は販売して、制作でまた平日が忙しくなるんですけど。




オンラインショップでの販売

オンラインショップでの販売はどんな感じでしたか?

オンラインショップは「STORES.jp」っていうサイトで作ったんです。
最初、オンラインショップで販売する事について何も分からなかったから、「自分でオンラインショップを作るのは無理だなぁ。」と思っていた時に、Facebookで友達が「いいね!」していて、「あ、これだったらできそう。」と思って始めたんです。
今けっこう有名なんですけど、その時は「STORES.jp」が始まったばっかりで、まだ会員数が少なかったので、私のアクセサリーを見つけてピックアップしてくれて、「STORES.jp」の中の紹介ビデオに取り上げてくれたんです。
「オンラインショップをやっている人の話を聞く」みたいな取材の話も来て、「『STORES.jp』で本を出す。」ってなった時に、本にも載せてくれたんですよね。
本当に全部タイミングが良くて、今だったら有名な人だったり、魅力のある人がたくさんいるから選ばれないかもしれないですけど、その時はまだ少なかったから選ばれて、本に載れたりして。
本に載ったことによって、反響もありました。
最初は本当に人のつながりが運良く繋がって、ハンズのイベントで販売しつつ、「2K540」でも販売して、オンラインでも販売しつつ、制作もやりつつ、会社員もやりつつ、進んでいましたね。
そんな時に、絵を描いている友達が展示会をやっていて、「今度は絵じゃなくて、雑貨とかアクセサリーで展示会をやるから、この人に連絡したら審査してくれるから、連絡してみたら?」って声をかけてくれて、知らない人だったんですけど連絡してみたんです。
それが、六本木ヒルズであったイベントなんです。

それはどんなイベントだったんですか?

六本木ヒルズの中のイベントスペースを貸し切った展示会です。
それに、たまたま渋谷PARCOの取引先のバイヤーさんが来て、見てくれて、つながったんです。
その展示会はそんなに大きくなかったので。
そのバイヤーさんも、その展示会を知ってて来たわけじゃなくて、たまたま六本木に遊びに来ていて、「なんか展示会やってる。」って職業柄ちょっと見てみようかなって見てみたら、「あ、このアクセサリー、面白いかも。」って思ったみたいです。
額縁の会社に入らなければ「2K540」の人とも知り合わなかったし、美大に行っているその子と仲良くなければ六本木の展示会のことも知らなかったし、ハンズの人が気に入ってくれなかったらハンズで販売もできなかったので、本当に人生って何があるか分からないですよね。
なんか、人生の運を使い果たした気がします。
それで、またいいことがあって、勉強がてら展示会をよく見に行っていたんですけど、大きな会社の展示会を見に行っていた時に、「YORTZ」のカラスのピアスをして行ったんです。
そうしたら、「変なアクセサリーつけてますね。そのアクセサリー、かわいいですね。」って言われたんです。
その人はたぶん営業トークで言ったみたいなんですけど、「あ、実はこのアクセサリー、自分で作っていて。」って言ったら、「うち、展示会も主催しているんですよ。」って。
その人もお客さんだったので、お客さんの営業トーク上で言ったと思うんですけど、私が「出たいです。資料送っていいですか?」って言って、資料を作って、送ったんですよ。
そうしたら、審査を通って展示会に出ることになって、もっともっと大きな百貨店のバイヤーさんとかが来る展示会に出られることになって。
それがサラリーマンを辞めようと思ったきっかけなんです。

アクセサリーブランド「YORTZ」

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アクセサリーデザイナーとして起業する方法

今回、「正社員として働きながら、アクセサリーの販売を始めた方法とは」というテーマでインタビューを行った、アクセサリーブランド「YORTZ」の中田チサ氏に「アクセサリーデザイナーとして起業する方法」を伺いました。
美大を卒業後、アーティストを目指して活動していた下積み時代、アーティストの夢を諦め画材メーカーへの就職。
そこから、アクセサリーデザイナーとして起業するまでの人生をインタビューしています。
特に中田チサ氏がアクセサリーブランドを起業する際に、実際にとった行動に焦点を当てて、聞いています。
アクセサリーデザイナーに興味がある方や、起業・独立を考えている方にオススメの一冊です。


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