ブランドを立ち上げる時、どこまでこだわってやるべきなのでしょうか?
今回、アクセサリーブランド「YORTZ」の中田チサ氏に「蝶ネクタイのブランド『Krabert』から学んだ事とは」というテーマでインタビューを行いました。
「Krabert」というブランドとの出会いや、一緒に出たイベントのエピソード、「Krabert」のブランドに対する考え方から学んだ事などを伺っています。
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目次
蝶ネクタイのブランド「Krabert」との出会い
蝶ネクタイブランド「Krabert」とは?
蝶ネクタイのブランドをしている「Krabert」っていうブランドがあるんです。
デザイナーの2人には、お花見で会っていて。
大人数でやるお花見に誘われていて、そこに行った時に会って、意気投合して、その時に「蝶ネクタイをやりたい。」って言ってんです。
でも、その時はまだ蝶ネクタイも作っていなくて、「Krabert」っていうブランド名もなかったんですよね。
私もまだ駆け出しだったから、「一緒に頑張ろうね。」みたいになって、「私、7月にビッグサイトでイベントに出るんだけど、一緒に出ない?」っていう話をしたんです。
私はそのイベントで場所を1人で借りていて、貸せるのが本当に小さなスペースだったから、「出展料も何にもいらないし、何にも負担しなくていいから、一緒にやろうよ。」って、一緒にやったんです。
「断ってもいいし、やるかどうかは任せるよ。」って。
本当、小さなスペースだから、偉そうな事は言えないんですけど。
「お金はかからないから、選択するのは『Krabert』さんだよ。」って。
それで、どうなったんですか?
一緒に出ることになって、売れてました、すごいですよ。
4組ぐらい売れてた。
やっぱりイベントだから、1000円とか2000円の物がよく売れるんですけど、その中で6000円とか7000円の蝶ネクタイが売れるってすごいなって。
しかも、ブランドを設立して間もないから、お客さんがすでについているわけでもないじゃないですか。
だから、それで「Krabert」さんの蝶ネクタイを、パッと見で6000円とか7000円出そうと思う人がいるって、すごい事だなって思って。
その後、渋谷PARCOでポップアップショップをやる事になったんですけど、「YORTZ」だけでは場所が広すぎたんですよね。
それで、一緒にやるブランドを探した時に、難波さんも豊田さんもめっちゃいい人だったし、「せっかくならお互いを高められるブランドがいいな。」って思って「Krabert」さんを誘ってみたんです。
そうしたら、「一緒にやる。」ってなったんです。
「YORTZ」だけだったら、急すぎて断ろうと思ったんですよ。
でも、「Krabert」さんがやるって言ってくれたから、「やります!」って返事をしたんです。
その時の渋谷PARCOでも「Krabert」さんの蝶ネクタイ、めっちゃ売れてました。
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蝶ネクタイブランド「Krabert」から学んだこと
今、「Krabert」さんはどんな感じなんですか?
今は有名なセレクトショップと取引したりとか、着々と進んでいるみたいですね。
「Krabert」のすごいなって思うところは、「なんでもいいから売れればいい。」って安売りしないで、ちゃんと自分達でブランドを見極めたり、イベントを見極めたりしてやっているところなんです。
「Krabert」のブランド価値を損なわないところを選んでやっているから、その取捨選択がすごいなって。
私はやっぱり売れないと不安になっちゃうので、「出といたほうがいいや。」って思っちゃうけど。
そこは「Krabert」のすごいところだと思いますね。
商品のクオリティーもすごいし。
すごくかわいい蝶ネクタイなんです。
本当はブランドって、ちゃんとこだわりを持ってやったほうがいいと思うけど、やっぱり不安になるからちょっと崩しちゃたりするんですよね。
私もそうなんですけど。
でも、「Krabert」はブランドに対する愛もすごいなって。
だから「Krabert」から学ぶことは多いです。
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