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ラジオと出版の違いとラジオのプロデューサーの仕事とは

ラジオと出版の違いとラジオプロデューサーの仕事

ラジオの仕事に就く事は難しい事なのでしょうか?

今回、ラジオプロデューサーとして独立した相沢知宏氏に「ラジオと出版の違いとラジオのプロデューサーの仕事とは」というテーマでインタビューを行いました。

ラジオのプロデューサーの仕事とはどのような仕事なのか、ラジオのプロデューサーの仕事を人に勧めることができるか、ラジオ番組に出演することはどれだけ難しいかなどを伺っています。

ラジオ業界の仕事に興味がある方や、ラジオのプロデューサーになりたい方の参考になれば嬉しいです。




ラジオのプロデューサーの仕事

ラジオのプロデューサーの仕事を人に勧めるか

ラジオプロデューサーの仕事を人に勧められますか?

「先輩のラジオプロデューサーさんから声をかけて頂いてよかったな。」と思うところはあるんです。

でも、ラジオのプロデューサーって、ある意味特権的なところがあると思うんですよ。

ラジオのプロデューサーになりたくても、なかなかなれないじゃないですか。

ラジオのプロデューサーになるためのルートもそんなにないでしょうし。

いろんなところで名刺交換をすると「おおっ!」ってなるので、実績がない若い自分には、ラジオのプロデューサーっていうのは、すごい武器だなと思います。

でも、「ラジオのプロデューサーをやってみたら?」って言って、なれるものなのかな?

ラジオのプロデューサーになれるなれないは別にして、仕事として「やりたいならやった方がいい。」って言えるかどうかですね。

どうなんでしょうね?すごい難しい質問ですね。

考えたこともないですけど、正直、半々ですね。

なんでかって言うと、苦労も多いんですよ。

まず、ラジオのプロデューサーになってみてすぐに分かるのは、局と出演者さんとスポンサーさんの板挟みにあいます。

みんないい人だったら「いいよ、いいよ。」って言ってくれますけど、それぞれちゃんと主張があるので。

あちらを立てればこちらが立たないみたいな。

はっきり言って自分が悪くなくても、頭を下げなきゃいけないこともたくさんあるんですよ。

すごい理不尽なこともあります。でも、誰が悪いとかじゃないから、余計タチが悪いんです。

理不尽だなと思う仕事

仕事をしていると、理不尽だなと思う事はありますよね。

これはラジオに限らないですけど、「契約」って紙切れなんですね。
だから、急に切られることがあります。入金もなしに。

そうなった時に「空いた穴を埋める」っていうのは結構大変ですね。

「これは僕だけなのかな?」と思って、先輩のプロデューサーさんとかディレクターさんにお話を聞くと、「いやぁ、水物だよ。」って。

よくある事なんですね。6ヶ月の番組だと思ってたのが、急に3ヶ月で終わっちゃったとか。

そうなった時に「あとの3ヶ月をどうやって埋めるんだ?」とか「次の出演者さんはどうする?」とか、そのへんの大変さはあると思いますね。

それが全然苦にならないんだったら、「どんどんラジオのプロデューサーやったら?」って思いますけどね。

僕は全然営業をやってこなかった人間なので、最初は「えーっ!?」っていう感じでしたね。

「もう無理ー。」とか思いました。

ちなみにラジオのプロデューサーの収入が、現在の収入の何%くらいなんですか?

今、ラジオのプロデューサーの収入が8割ぐらいですね。
一応、あとの2割がセミナー講師ですけど、最近セミナー講師やってないですね。




ラジオ番組に出演すること

ラジオに出演するのはハードルが高い

「ラジオ番組に出演する。」っていうのは、ハードルが高いんですか?

どう思われます?

出版よりはラジオに出演する方が、ハードルが高いとは思うんですよね。
そもそもラジオ局に対するコネクションが、そんなにないと思うんです。

もちろん、出版もハードルはあると思うんですけど、たぶんラジオの方が出演するハードルは高いんだろうなと思います。

そんなにコネクションがないのと、あとは「ラジオに出演してください。」って僕が思ったとしても、そのコーナーごとの担当者がゲストを決めていたら、いつ出せるか分からないんですよ。

だから、出したい人がたくさんいた場合、順番待ちになっていただいたりするんです。

なので、必ずしもすぐに出られるっていうわけではないんです。

たまたま空いていて、すぐに出られるということもありますけど、こればっかりはタイミングですよね。

出版は「自費出版」っていう方法があるので、お金を払えば出せたりもしますよね。

その点で言うと、出版も自費で出版するのと、ちゃんと出版社からお声がかかって出版社から出してもらえるのは格が違うと思うんですよ。

今は「Kindle」とかの電子書籍もありますけど、「ちゃんと紙の媒体で出版社さんからお声がかかって書籍を出す」っていう方が、一番ステータスが高いと思うんですよね。

今、インターネットが発達しているので、「自分でインターネットの番組を作る。」っていうのは容易だと思うんですよ。

カメラが1台あって、パソコンが1台あれば、誰でも発信できますよね。
それが、言ってみれば「自費出版」みたいなものなんですよ。

でも、「FM放送」っていうのは総務省管轄なので、簡単に誰でも持てるものではないんですよね。

一応、そこにメリットがあって、そこがウリなんですよね。それに、ラジオってどこでも聞けるのがいいですよね。




ラジオ業界について

ラジオ業界に関して

ラジオ業界について、どう思いますか?

「ラジオ業界」って、これからすごい伸びていく業界ではないですけど、ある一定層には支持されている業界ですし、絶対に残る業界だと思います。

最近はスマホでラジオのアプリがあるので、全国どこでも聞けるのが便利ですよね。

あとは、ラジオで何かを喋ることが目的っていうよりも、ラジオを入り口にして何かを始めるっていう人が多いので、そういう点ですごく使い勝手がいいのかなって思います。

ただ、今まであんまりラジオって聞いてこなかったんですけどね。(笑)

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