専門学校に通いながら始めたカメラマンのアシスタントとは

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カメラマンのアシスタントとは

カメラマンのアシスタントとは、どのような仕事をするのでしょうか?

フリーカメラマンの首藤慎一郎氏に「カメラマンのアシスタントの仕事とは?」というテーマでインタビューを行いました。

カメラマンのアシスタントとしての苦労話やアシスタント時代の人間関係などを伺っています。

カメラマンを目指している方や、これから進路を考える高校生などの職業選択の参考になれば嬉しく思います。




カメラマンのアシスタントの仕事とは

写真の専門学校を卒業した後は

アシスタントの時についたカメラマンはどんな人だったんですか?

初めてついたカメラマンさんにはよく怒られてたけど、怒られるの、嫌いじゃないんだよね。

いまだに会って飲みに行くよ、仲良いから。そのカメラマンの先輩は結婚式も来てくれたし。

「後輩には出させん。」とか言って全部おごってくれるんだよね。

そのカメラマンの先輩から言われたことで、未だに引き継いでることがある。

「カメラマンとしてアシスタントを使うなら、ギャラと飯は食わせろ。」

それは通してる。アシスタントの子達にもその話をして、「自分がカメラマンになったら、アシスタントの子にしてあげな。」って言ってる。

アシスタント時代、俺も一人暮らしだったからさ、ご飯ご馳走してもらうとすごい助かるんだよね。だから、アシスタントいっぱい入れてた。(笑)

1回もカメラマンとして就職したことないんだけどね。

首藤さんに言われた言葉で「自分が先輩からおごってもらったものは、後輩におごれ。」っていうのはずっと覚えてます。

それは俺が俺の師匠に言われたことだよ。

自分が先輩にやってもらって嬉しいことは、絶対後輩に返したほうがいい。

人間生きていく上で、ずっとそれをしないといけないよね。

だから、未だにカメラマンの先輩と飲みに行くと俺の分おごってるくれるからね。全部出してくれる。

すげー嬉しかったのが、そのカメラマンの先輩の携帯のアドレス帳に、前は「アシ」って入ってたんだけど、「後輩」になってた。ちょっと嬉しくない?

「『アシ』から『後輩』になってますね。」って言ったら、「カメラマンになったやつは後輩なんだよ。」って。

専門学校に行きながらアシスタントの仕事をして、その後どうなったんですか?

アシスタントをしながら専門学校に2年行って、そのまま卒業して、そこからずっとアシスタントですよ。

その人のアシスタントもしてたけど、カメラマンのアシスタントの派遣に登録して、いろいろなカメラマンのアシスタントをやってた。

その時に、森本さん(カメラマンの先輩)のところの会社にも行って、仲良くなって、そこでカメラの事をけっこう教えてもらったんだよね。

よく言われるのは「お前には金を払って教えてあげたね。」って、嫌味っぽく。(笑)

その森本さんの会社がちょうどアシスタントが0で、外注しかいなかったから、ずっと呼ばれてた。




きつかったアシスタントの仕事とは

カメラマンのアシスタントで辛かった事とは

人生もう一回やり直せるとしたら、カメラマンになってますか?

今人生をやり直したら、もうカメラマンにならない。

アシスタントやりたくないから。アシスタント、超辛いよ。

一番ひどい時、8時〜10時ってのがあったんだよね。

え?朝の8時から夜の10時までですか?

違うよ。一周回って朝10時だよ。

本当しんどいって。あれはできないな、今。

昔は過酷なスケジュールで働いてたけど、8時〜10時はきつかった。26時間よ。しかもほとんど立ちっぱなしだから。最後の方、足に感覚ないもん。

それってアシスタントですよね?カメラマンの人も同じスケジュールで動いてるんですか?

そうだよ、森本さんね。変人だから。(笑)

まぁ、撮影がひっくり返ったからしょうがないんだけどね。

夜の11時くらいに「こっちにしましょう。」って。

それまで撮ったやつがチャラになって、そこからスタートみたいな。

マジでどうしていいかわかんないよね。

まぁ、クライアントさんが来たらしょうがないけどね。大きい広告ってそういうのがあるみたい。

さすがにアシスタント代2日分くれたけどね。




カメラマンのアシスタントを続けたその先とは

アシスタントからカメラマンになった経緯とは

それでカメラマンのアシスタントを続けていって、どうなったんですか?

たぶんみんなそうだと思うけど、だいたいカメラマンとアシスタントをフリーで併用してやる子が多いんだよね。

カメラマンだけじゃ食べられないから、アシスタントをやりながら、仕事がきたらカメラマンをやってっていう。

その割合をどんどんカメラマンの比重を多くしていく感じ。どこかでアシスタントは切らないといけないけどね。

でも、30歳過ぎてアシスタントやってると、カメラマンの年齢を越しちゃったりするんだよね。

そうするとカメラマンとしても使いにくくなるから、やっぱりアシスタントの限界はあると思う。

それで、30歳ぐらいの時に、「もうアシスタント辞めよう。」って決めたんだよね。

「苦しくてもアシスタントの仕事を受けないようにしよう。」って決めて。

それで、あるところからアシスタントを頼まれたのね。

「アシスタント、もう辞めます。」って言ったら、「何するの?」って言われて。

「いや、カメラマンなんで、カメラですよ。」って言ったら、「あぁ、そうだよね。じゃあ、今後からカメラマンで呼ぶわ。」って呼んでくれて。

でも、それってアシスタントの時から行ってるから、人間関係が出来上がってたからだと思うんだよね。

ストロボは2台持ってけど、「僕、機材ないですよ。」って言ったんだよね。

そうしたら「ある機材は持ってきて、足りないのはうちの使えばいいよ。6チームぐらいで入るから、シェアしながらやれば。カメラとパソコンはあるでしょ?まだ始めたばっかりだから、そんなに難しい撮影を頼むわけじゃないから。」って。

それでちゃんとギャラももらえて。カメラマンとアシスタントとは全然違うからね。本当、人間関係だよね。

アシスタントの時にちゃんとやってたから認められてる部分もあるわけだし、チャラチャラやってたらそういう仕事はもらえないわけじゃん。

実直さが良かったのかもね。仕事に対しては実直だと思う。

上手い下手とかは関係なく、真面目にはやってたかな、ちゃんと集中して。

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フォトグラファーとして起業する方法

専門学校在学中からアシスタントの仕事を始め、カメラマンとしてのキャリアを積んだ後、フリーカメラマンとして起業した首藤慎一郎氏に、「フォトグラファーとして起業する方法」を伺いました。
アシスタントを経験した後、どのようにしてカメラマンになっていったのかをインタビューしています。

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