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子育てをしながら始めた花の仕事と2人目の相棒

子育てをしながら始めた花の仕事

子育てをしながら、仕事に復帰するのは大変ですよね。

子育てをしつつ、徐々に仕事を始めるにはどうすればいいのでしょうか?

今回、花屋として独立した大竹ミキ氏に「子育てをしながら始めた花の仕事と2人目の相棒」というテーマでインタビューを行いました。

子育てをしながらやり始めた寄せ植えのレッスンの仕事、仕事への不安がある中、サポートしてくれた今の相棒の事などを伺っています。

現在子育て中のお母さんや、これから子育てに入り、仕事に復帰したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。




子育てをしながらやり始めた寄せ植えのレッスンの仕事

子育てをしながら始めた寄せ植えのレッスン

それで「はなあわせBigmama」を辞めた後はどうなったんですか?

「はなあわせBigmama」を閉じて、おのおの子育てしてます。

私も子育てしてたんだよね。

子供を産んで、私は子供が落ち着けば、すぐに子育てをしながら仕事をしようかなと思ったの。

そうしたら、神様が私にはそういう子を授けなかったの。

きっと「もっと違うことも感じろよ。」って言ったんだと思う。

障害があるとかそういうのじゃないけど、よくある手のかかる子だったの。

旦那がいたり、じいちゃんばあちゃんがいたにも関わらず、私しか懐かないみたいな子だったんだよね。

小さいうちだったら「保育園に預ける」っていう手が考えられたけど、「それも無理だな。」って思った。

その時は公立幼稚園は2年保育だったの。「2年保育でギリギリ行けるかどうかな?」っていう感じだったから、「3年保育の保育園っていうのも無理だな。」って思ったの。

それで、子育てしてたんだけど、やっぱり花の仕事がしたくなっちゃうんだよね。

なんか仕事をしてないと、じっとしてられないんだと思う。

だからといって、自分が自由に使えるお金もない。

旦那もそんな有り余るほど、お金を稼いでくるわけでもない。

世間の平均で言ったら、少ないほうだと思う。

でも、その中で「今の自分でできることを考えてみよう。」と思ったの。

そうしたら、自分の家の斜め向かいが喫茶店だったのね。

そこの喫茶店で、子供を産む前は年に何回か、単発的に花のレッスンをさせてもらってたの。

「はなあわせBigmama」として、寄せ植えのレッスンをね。

その時は、どういう流れで寄せ植えのレッスンをすることになったんですか?

私はその喫茶店に駐車場を借りていたの。

喫茶店側は私に駐車場を貸しているわけで、「駐車場を貸している人は、こんなことをしている人」っていうのが分かるわけです。

そうしたら、喫茶店に来るお客さん達が「なにか教えてもらって、お教室したいわね。」みたいな話をしていたの。

それで、お店の人からの声がけがあったの。「花の教室をやってもらえませんか?」って。

それで「いいですよ。寄せ植えがいいんじゃないですかね。」みたいな感じで、教室をやることになった。

切り花だとすぐに終わっちゃうから、そういう年代の人は長く楽しめる寄せ植えの方が、お得感があっていいの。

それで、寄せ植えのお教室を開いたら20人ぐらいは集まってくれたのかな。

初回で20人も集まったんですか?

そう。年に2回ぐらい、何回かやったのかな。

そんな状況だったんだけど、私は「Bigmama」を辞めました、駐車場を借りるのも辞めました、私は子育てに入ります。

そうこうしているうちに、旦那の両親と一緒に住まなきゃいけないことになります。

ということは、私が今持っている花屋のいろんな資材や家に持ち込んでいるものも、処分しなきゃいけません。

それで「この資材をどこに持って行こうか。」って思っている時に出会ったのが、今の相棒。




お互いに助け合っている2人目の相棒

お互いに助けあう2人目の相棒

今の相棒?

「はなあわせBigmama」の時は「あおいさん」っていう人が相棒。

今の相棒は町屋で1人で花屋を経営していた、私よりも一回り年上の女の人。

今は私がお店をやってるんだけど、お互いにピンとピンで助け合うみたいな感じ。

金土日がお店だから、金曜日は手伝ってもらう。

土日は私が見ます。

土日で私が外に仕事がある時とか、イベントがある時は彼女に頼んでお店に立っててもらいます。

そうすると、「私がいない時はあの人がいるのね。」っていうことで顔が定着してくれると、お客さんの居心地もよくなるかな。

今の相棒はまた別にお店があるんですか?

店はない。でも、彼女はもともと店を持ってた人だったの。

彼女が店を持ってた時に、私はそこのお店に行って、「花の資材を持ってるけど、使ってもらえませんか?」っていう話をしに行ったの。

それは彼女と私に共通の知り合いがいたの、偶然ね。

その知り合いに「花の資材を持ってるんだけど、誰かに使ってもらえたらいいな。いいお花屋さん知らない?」って話をして、紹介してもらったのが、今の相棒だったの。

「交友関係」っていうのも、やっぱり縁だなって思う。

共通している知り合いが何人もいる。




それで今の相棒とはどうなったんですか?

子育てをしながら、「いつか仕事に戻りたい。」って思ってたんだけど、子育てをしている間にどんどん花の仕事とは遠ざかるから、すごい不安だったんだよね。

「もう社会に復帰できない。」と思って。

今の時代の「これがいい」っていうものと、自分の感覚がすごいずれてるだろうと思って、怖くて花が挿せなかった。

そんな時に声をかけてくれたのが、今の相棒なんです。

自分のお店が忙しかったりすると声を掛けてくれたり、生け込みとかブーケの仕事があったりすると「来てよ。」って呼んでくれたり。

それできっと相棒も安心して助かってた部分もあるし、私も少しリハビリみたいな感じのことができたので、ちょっとずつだけど花の仕事に戻れたのかなと思う。

それはすごくありがたい。

それがなかったら「子育てが落ち着いて、急に仕事に戻れる」っていう状況になっても、できるものじゃないよね。
自分のことが信用できないから。

花屋「花やMOMO」