Web制作会社の仕事とは、どのようなものなのでしょうか?
Web制作といえば、ホームページやネットショップの制作を行うイメージがありますよね。
今回、Web制作会社を起業した山賀宏明氏に「Web制作会社の仕事とは」というテーマでインタビューを行いました。
Web制作会社で実際に行なっている業務や、得意な仕事、休日の有無などを伺っています。
これからWeb制作会社に就職を目指している方や、Web制作会社での起業を考えている方の参考になれば嬉しいです。
スポンサーリンク
目次
Web制作会社の仕事とは
どんなお仕事をしているんですか?
IT、Webの制作全般の仕事をしています。
企画から入って、制作・デザインして、コーディングして、システムもやるっていう、全てをやっています。
あとは、要望によってはPRみたいな仕事もやったり、宣伝・広告関係のお手伝いとかもやってます。
コンサルまではいかないんですけど、それに似たような仕事はやってますね。
どんなWebの制作をしているんですか?
前職の兼ね合いもあって、アパレル系のWeb制作の仕事が多いですね、会社的には。
全体的にはアパレルブランドさんのクライアントが多いんですけど、今はちょっと違った方面も広げていかないといけないなと思っています。
なので、最近はスポーツ関係の雑誌のWebサイトであったり、弁護士さんとか税理士さんのWebサイト制作の仕事も、ちょこちょこっと入り始めてますね。
Web制作っていうのは、ホームページを作るみたいなイメージですか?
そうですね。ホームページを制作する仕事です。
コーポレートサイトというか、ポータルサイトみたいな、ニュースを発信するっていう感じのWebサイトを、最近は作ってましたね。
あとは、ネットショップの制作もやっています。
今まで、アパレルブランドのネットショップを4店舗か5店舗はやりましたね。
写真撮影や商品情報の打ち込みもやるんですか?
それもできるんですけど、基本的にはブランドさんでカタログなどを作るので、その時の写真を使ってやります。
画像の入れ方をレクチャーして、ブランド側のスタッフさんが入れていくような形ですね。
あとは、なにか困った事があったら連絡が来て、手直ししたり「ここどうやったらいいですかね?」っていう質問が来て、その質問に答えたり、全体的な管理をしているっていう感じの仕事です。
ネットショップを作る仕事の時は、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使っていて、だいたいはフリーの「EC-CUBE」を使っています。
大元のシステムは無料のやつなんですけど、クライアントに合わせてカスタムはやっていますね。
Webデザインの仕事が得意なんですか?
もともとはシステムの出なので、どちらかというとシステムの方が強いかもしれないですね。
でも、デザイン会社で仕事もしていたので、Webデザインは好きは好きなんですけどね。
CMSをカスタマイズする仕事って、需要が多そうですよね。
どうなんですかね?
ただ、アパレルさんも無理な事を言ったりしますよ。
景気が良くないので、けっこう無謀な事を言われたりしますね。
1ヶ月かかるような仕事を「2週間でやって。」とか、アパレルの会社さんはデザインにもこだわりがあったりするので、なかなか難しいところはあるんですけどね。
お休みはありますか?
毎日休みな気もするし、1日まるまま仕事がないっていうのは、今年に入ってからはないですね。
ここ2〜3年はないかもしれないですね。
ちゃんと遊んではいますけど、連絡取ったりとか、メール返したりとか、少なからず仕事はやってますね、毎日必ず。
スポンサーリンク
Web制作会社で大変だった仕事とは
今まで大変だった仕事はありますか?
一時期、ちょっと知り合った占いの方がいて、「Webサイトを作りたい。」って言うんで、Webサイトを作ってあげたことがあったんですよ。
それで、ギャラは「占い」っていう。(笑)
その人はおばあちゃんぐらいから、代々占いをやっている家系みたいだったんです。
本当かどうかは分からないですけど、スポーツ選手とか政治家をやってるって言ってましたね。
そこで、除霊みたいなのされましたよ。(笑)
「青い玉が上から降りてきます。」とか言って。
それで、どうだったんですか?
何も変わらないですけどね。(笑)
当たってるっちゃ当たってるんでしょうけど、「お酒好きですよね?」って言われても、見た目がそんな感じですからね。(笑)
本当にたまたまだったんですけど、その除霊をした1週間後に母方のおじいさんが亡くなったんですよね。
「そんなこと一言も言ってねぇじゃねえかよ。」と思って。(笑)
遠くはない人だったんで、悲しいじゃないですか。
「除霊しました。」みたいな感じで言われた一週間後に嫌なことが起きるって嫌じゃないですか。
おじいさんも95歳ぐらいまで生きたので、大往生なんですけど、なんかモヤモヤしますよね。
それから、その人とは付き合ってないですけど。(笑)
その人のせいではないんですけど、そこから付き合いはないですね。
でも、ちょっと占いを頼る気持ちも分かりますね。
会社を経営していると、占いを頼る気持ちも分かるんですか?
今、俺も怒られる人がいなくなっちゃったので。
たまに怒って欲しい時もありますよね。
どうしたらいいかって、分からないじゃないですか。
この仕事を受けるか受けないかとか。
俺は今は従業員がいないのでそこまで深刻じゃないですけど、従業員がいたらその人をケアしないといけないし。
でも、今それも考えているんですよ。
従業員を雇用しようかなと。
「もう限界かな。」と思って。
俺ももう40歳なので、ずっと現役でやっていくにも、このままではちょっと厳しいのかなと。
一番納期がタイトな時は、本当に3日間寝ずにやる仕事とかあるんですよね。
今はまだ大丈夫ですけど、これが60歳になったらこのまま仕事ができるかなとか考えますね。
「あと10年間、このまま仕事を続けられるのか?」とか思いながら。
スポンサーリンク
Web制作会社経営の仕事とは
例えば、従業員を雇用すれば、やれる仕事も増えてきますもんね。
そうそう。だからそれもちょっと考えて、引っ越しもして。
今の渋谷の家は1人ぐらいは入っても大丈夫な広さなので、そういう環境を作っておこうと思って。
でも、なかなかうまくはいかないですよね。
今回のも、3ヶ月もつのか、1年もつのか、3年もつのか分からないですけど、それぐらいのスパンですよ、本当に。
でも、自分を追い詰めていかないとダメかなと思って。
会社を経営してみて、どうですか?
会社に通勤して、嫌な上司がいるっていうストレスがないので、遊びに行ってる延長上で仕事をしているような感じはしますね。
もちろん、納期の前とか理不尽な事を言われれば、ストレスも感じますけど。
でも、やることやればいいと思うんですよ。
「起業家×酒場」では、16人の起業家・フリーランスにインタビューを行なっています。
「Amazon kindle」で電子書籍として全文を読むことが可能です。
「Kindle Unlimited」では、無料で読むこともできます。
起業に興味がある方やフリーランスとして仕事を行いたい方におすすめの1冊です。