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読書にハマった高校時代と北海道での大学受験

読書にハマった高校時代と北海道での大学受験

高校時代にハマったことはありますか?

高校や中学などでハマっていたことは、大人になって仕事の役に立つことも多いものです。

今回、M&Aコンサルタントとして起業した中村亮一氏に「読書にハマった高校時代と北海道での大学受験」というテーマでインタビューを行いました。

やる気がなくなってしまった高校での勉強、小樽商科大学に進んだ大学受験、アルバイトに明け暮れた大学生活などについて、お話を伺っています。

起業や独立を行なった人も、学生時代は普通の生活をしていることが多いようです。

この記事を通して、起業や独立に興味がある方、中学・高校時代をどう過ごそうか考えている方の参考になれば嬉しいです。

やる気がなくなってしまった高校での勉強

やる気がなくなってしまった高校での勉強

高校はどんな感じだったんですか?

高校は「すげぇ奴がいるんだなっていうのが分かった。」っていう感じですかね。

それこそ、さっき卓球の話もしましたけど、「井の中の蛙」っていう話ですよね。

僕は地方だとそれこそ成績は良かったけれど、高校に入ると、もっと勉強しないでも点数を取るやつがゴロゴロいるんですよね。

それを知った時に「もういいや。」と。

なんか吹っ切れたんですよね。

「札幌、楽しいしな。」と思って、勉強しなくなりました。

高校に入って最初のテストは上位でしたけど、1学期の終わりには全体で320人いたんですけど、200番台後半ぐらいになってましたね。

親戚の家に居候させてもらって、高校に通っていました。

高校の時は部活とかやっていたんですか?

高校では、野球をやりたくて、野球部に入っていました。

でも、夏休みくらいに右足首の靭帯を伸ばしてしまったんです、無理して。

それで、整形外科の先生に言ったら、「もう、これは野球を辞めたほうがいい。」って。キャッチャーだったんですよ。

「これ以上やるとくせになってしまうから、ちゃんとした手術を受けないんだったら、野球は辞めたほうがいい。」って言われて、「じゃあ、辞めます。」って言って、辞めました。

それ以来、何も勉強せずに、本を読んだり、ゲームをしたりしていましたね。プレイステーションとか。

当時、ハマっていたのがソフトがあったんですよね。なんだか忘れちゃいましたけど。

でも、本が好きだったので、時間があると本を読んでいましたね。

どういう本を読んでいたんですか?

特に好きなジャンルはなくて、気になったタイトルのものを読んでいたっていう感じですね。ビジネス書というか、実用書というか。

実用書というか、何でしょうね。

それこそ、例えばルソーの「社会契約論」とか、社会の授業でやりますけど、何が書いてあるかって誰も知らないじゃないですか。

他にも、マルクスの「資本論」って聞くけど、「何を書いてあるんだろう?」とか。

「マグナカルタ」とか「人権宣言」とか、興味なかったですか?

そういった本に興味があって。言葉は知っていたけど、中身って知らないじゃないですか。

でも、中身を知らないと、「なぜこの時、これが書かれたのか。」っていうのも分からないんですよね。

だから、そういった本を片っ端から読んでいました。




小樽商科大学に進んだ大学受験

小樽商科大学に進んだ大学受験

すごい知的ですね。大学受験はどうでしたか?

親から「私立はダメ。」って言われていたんです。しかも「道外もダメ。」って。

その時、僕「犯罪心理学を勉強したいな。」って思っていたんです。

哲学書とかを読んでいくと、「犯罪を起こす人と起こさない人は、何が違うんだろう?」っていうところに興味が湧いてきて。

それをやる学問分野に「犯罪心理学」があることを知って、「それ面白い!勉強してみたい!」と思ったんですね。

それで調べてみると、有名なのが「上智大学」で、もう1個が「筑波大学」だったんです。

完全に道外の大学ですね。

そうなんですよ。道外なので、「行けねぇな。」と思って。

あとは「進研模試」って分かります?

ベネッセがやっている大学受験の模試があるんですけど、それを受けると「どこの大学に入れそうか」っていうのがランキングで出てくるんです。

その模試が、すべからく「Eランク」なんですよ。「Eランク」っていうと最低ランクなんですけど。

それで、「自分の学力では無理だ。」と。

それで、「私立もお金がかかるからダメ。」って言われていて、「じゃあ、道内で行けるところはどこだ?」って考えた時に、文系で行けるところは「北大」か僕が行った「小樽商大」ぐらいしかなかったんです。

それで、「小樽商大」もEランクではなかったですけど、Dランクだったんですよね。

「これはヤバい!」と思って、そこから勉強しましたね。

それに気がついたのが高校3年生の夏休みだったので、そこから4〜5ヶ月頑張って勉強して、小樽商科大学に運良く入れました。やっぱり、運ですね。(笑)

なんで、小樽商科大学の合格が「運」なんですか?

だって、全然できた感覚がなかったんですよね。

センター試験も大した点数は良くなくて、2次試験も「よく分からないな、これ。」って問題だったので、なんとなく適当に書いたんですよ。

「もういいや、分かるところだけ書いちゃおう。」って、分かるところだけ書いて、それで合格したんで。

それで合格しちゃうと、「みんなそんなにできなかったのかな。」って不安を抱きますよね。(笑)

難しい問題の年だったんじゃないですか?

いや、ひどい答案だったんですよ。

みんな隣の人と受験番号を間違えたのかもしれませんね。(笑)

そんな感じで、なんとか合格できた感じです。




アルバイトに明け暮れた大学生活

アルバイトに明け暮れた大学生活

大学生活はどうだったんですか?

大学生活はもうアルバイトばっかりでしたね。

高校の途中から、居候させてもらっていた家を出て、そこからは家を借りていました。

高校生では、自分で生活していけなかったので、その時は仕送りをもらっていました。

大学の時は、レンタカーの洗車、家庭教師、居酒屋のキッチンなどのアルバイトをしていました。

バイトが多かったですね。バイトがない日は飲んでいるか。大学に行くことはあんまりなかったですね。(笑)

大学は4年で卒業したんですよね?

そうですね。ほら、大学ってそのへん緩いじゃないですか。

出席しなくても単位取れる講義とかありますよね。

その講義をいかにうまく取って、いかにノートのコピーを集めて、いかに単位を取るかっていう。

商学部だったんですけど、その頃のことはあまり役に立っていないですね。

今振り返ってみると「こんなことやったなぁ。」くらいの感じです。

「こんなこと言われたなぁ。」とか「こんなこと教科書に書いてあったなぁ。」とか、その程度の話ですよね。

でも、「こんなことやったなぁ。」っていう感覚は大事だと思っていて。

全く見たこともないことと、「あ、なんとなく見たことある。」って、全然違いますよね。

そうなんです。なんとなく頭の中に地図があるんですよ。

でも、かなり雑に書かれている地図なんですけどね。

だから、その地図は間違っているかもしれない。

でも、少なくとも「これ見たことある。」っていうのは大事だと思っていて、そこから先、また新しく地図を書けるんですよね。

だから、それはとても重要なことだと思っています。

ちなみに、さっきの「犯罪心理学」は大学受験の時には諦めていました。

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