ラジオプロデューサーの仕事をしている意味と打ち切りの危機

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仕事をする意味と打ち切りの危機

何の為に仕事をしていますか?
仕事をする意味は人によってそれぞれだと思います。

今回、ラジオプロデューサーとして独立した相沢知宏氏に「ラジオプロデューサーの仕事をしている意味と打ち切りの危機」というテーマでインタビューを行いました。
ラジオプロデューサーの仕事を通して、仕事に悩んでいる人を応援したいという想いや、相沢知宏氏の考える「仕事の定義」、ラジオプロデューサーという仕事を諦めようか迷ったエピソードなどを伺っています。
仕事をする意味に悩んでいる方や、これから起業・独立を考えている方の参考になれば嬉しいです。




仕事をする目的

何の為に仕事をしているか

何のために今、仕事をしていますか?

また難しい事聞きますね。
何のために仕事をしているか?
哲学ですね。
独立する前も独立した後も、「何のために、わざわざ会社員をやらずに、こんな苦労して仕事をしているんだろう。」って思った時に、「自分の周りの人とか、自分みたいに悩んでいる人の為に何か仕事をしたいな。」って思ったんです。
「自分みたいに悩んでる人」っていうのはどんな人かっていうと、「会社の言うとおりに仕事をして、幸せを感じられない人」です。
自分が「自由に生きていけるんだ。」っていうことを示したいなって思いながら仕事をしていますね。
その為に頑張って仕事をするっていうのはありますね。

ラジオプロデューサーの仕事はそれに近づいてますか?

前よりは近づいてますね。
なんでかっていうと、番組に出て下さる方って、その分野で長けた方が多いんですよ。
それなりに自分のやりたいことを実現しているので、「この分野でこんな風にもできる。」っていう方を紹介できるので、いろんな生き方を見せることができる仕事なんですよね。
だから、ラジオプロデューサーの仕事は、すごくやりたいことに近づいているなって思いますね。

ラジオプロデューサーの仕事も「仕事に悩んでいる人達の為に。」っていうことですか?

そうですね。
でも、ラジオのプロデューサーの仕事はどっちかっていうと、まだ駆け出しの起業家の方とか、今から独立しようと思っている方とか、ある程度本業がうまくいっていて、これからメディアにも出たいなっていう方向けではありますよね。
だから、今はそういう方を応援することによって、間接的にいろんな生き方を一般の人にも提供するっていう感じで仕事をしていますね。

やっていること、似てません?

こことですか?
似てると思います。
いろんな分野の方が「人生がうまくいく秘訣」っていうのを教えてくれるわけですよ。
ラジオには実績を出している方がたくさん出ているので、その方達の体験を発信することによって、「あらゆる分野でうまくいくんだよ。1つコツを覚えたらうまくいくんだよ。」っていうのを伝えられるのは、すごく魅力的な仕事だなと思います。




仕事の定義

「仕事の定義」とは

相沢さんにとって「仕事の定義」って何ですか?

仕事って「究極のコミュニケーションだな。」って思いますね。
まずは相手に喜んでもらうことをして、かつ自分も楽しんで、報酬をもらうっていうものが仕事だと思います。
相手だけ楽しんで自分が損したら仕事として成り立たないわけですし、自分だけいい思いをして相手にきつい思いをさせたら、それは詐欺になっちゃうじゃないですか。
「両方を成り立たせなければいけない。」っていうのは、やっぱり「仕事って究極のコミュニケーションだな。」って思いますね。
でもこれ、田中さんもやっていて分かると思うんですけど、口ではみなさんこういうことを言うじゃないですか。
でも、本当にやるって難しいですよね。
言うのは簡単ですよ。
でも、本当にやっている人って、僕はほとんど会わないですね。

確かに有言実行するのは難しいですよね。

起業塾で会った人も「私はこうしたい。」って、めちゃめちゃ言ってるんですよ。
「あなたが『こうしたい。』って言っていることは、誰も求めていませんよ。」って言うんですけど、「でも、私はこうしたい。」とか「私がこういうことをしたら、みんな喜ぶんだ。」とかずっと言ってるんですよね。
でも、その人の話を聞いていても、誰も喜ぶとは思えないんですよ。
ニッチなところを狙っているのか、本当にニーズがあるのか分からないんですけどね。
そういう方がすごい多かったですね。

例えば、どういうことをやりたいって言ってたんですか?

例えばコーチングセミナーに行ってた時に、「男女のパートナーシップをもっと改善したい。」という方がいました。
自分は「ブスだ。」言われて、「そういう女性を救いたい。」って言ってたんですけど、「自分が昔『ブスだ。』って言われた恨みを晴らしたい。」っていう気持ちが根底にあるから、ちょっとでも男性に何か言われると、ものすごい角が立った言葉を吐くんですよ。
あとは「自分はコミュニケーションを学んで人間関係が円滑になったんで、それを伝えたいんだ。」っていう人がいて、「最終的にはセミナービルを建てたい。1階は憩いの場で、2階はセミナールーム。セミナー仲間に研修とかコーチングの仕事を振れるようになりたい。」って言ってた人が、今は全然違う物販の仕事をしていたりするんです。
「恋愛のセミナーをやりたい。」って言ってた人が、今は廃品回収の仕事をやっていたりとか。
そういうケースが多々ありますね。

それでうまくやってるんですか?

一応、飯は食えてるみたいですけど。
「それが社会のためなの?」とか「本当にやりたいことなの?」っていう疑問を、僕は持ってます。

そこは何も言えないですね。自分も最初とやっていることが違うので。

いや、別に最初とやってることが違ってもいいんですよ。
「何かのためになる。」と思ってやってたら、それはいいことなんですよ。
でもそうじゃなくて、「逃げで仕事をしている人が多い」っていうことですよ。
たぶん田中さんは割り切ってやっているだろうし、先輩の方について行ってしっかりやっているっていうのはあると思うんですけど、逃げでやっているとか、自分が言ったことを取り繕うためにやっているとか、そういうのは良くないかなと思います。
「何を言ってるんだろう?」っていう人はたくさんいましたね。
結局、「自分がこうしたい。」って言って、「それは人から求められていないから、こうしたほうがいいんじゃない?」って言われた時に、「私はこうしたい。」って押し切る人はやっぱりいるんですよ。
「自分が意見を言ったのは何だったんだろう?」って思いますよね。




仕事に対する考え方

ラジオプロデューサーの仕事を辞めようと思った事

ちなみに「ラジオプロデューサー」という仕事を諦めよう、辞めようと思ったことはありますか?

あります。
まだ期間は短いですけど、ありますね。
ラジオプロデューサーの仕事をやることになって、たまたま自分の周りに「番組をやってみたい。スポンサーもやるよ。」って言ってくださった方がいたんですね。
その方に諸事情があって、急に契約期間の半分で辞めることになってしまったんです。
1年続くと思っていたものが半年で終わってしまったわけですから、全然次の準備ができていなくて。
その時に、先輩のプロデューサーさんから言われた事実っていうのが、プロデューサーの仕事において大事な事だと思うんですけど、番組が終わった時に、「次の人が用意できません。」ってなると、そこの放送枠って別の人が埋めるわけですよね。
後になって、自分が誰か番組ができる人を連れてきた時に、そこの枠を空けてくれるかって言ったら、そんなことはないわけですよ。
ラジオ局としても、急に辞めたり連れてきたりを繰り返されると、計算が立たないんですよ。
だから、何としても仕事を続けたかったので、そこの枠を死守しないといけなかったんですよね。
その方が辞めた時に、僕自身がラジオプロデューサーの仕事を辞めるか続けるかっていう瀬戸際に立たされてしまったんですよ。
今まで自分が独立して色々な仕事をしてきた中で、「ラジオプロデューサーの仕事って、一番の武器になるな。」って思ったんですよね。
若くて実績のない無名な自分が一人前としてやっていくためには、この仕事を手放すわけにはいかないと。
出演者・スポンサーさんは、次のクールが始まるまでに探さないといけないので、そこは切り替えるまでに時間がかかりましたね。
「打ち切り」って言われた瞬間に何も考えられなくなって、3日間ぐらい家でボーっと、何もできない状態になっていました。
4日目ぐらいに「そろそろ本当にやらなきゃいけないな。」と思って、企画書を作り始めて、営業を始めたっていう感じですね。
それが一番辛かった時ですね。
でも、諦めようか迷ったのは、その時だけですね。
辛い事はありますけど、この仕事を辞めようとまでは思わなかったですね。

今までで「一番試練だな。」って思ったのはいつですか?

先ほどの、ラジオプロデューサーの仕事を辞めようか考えた時ですね。
初めて自分がプロデューサーとして担当した番組が「急に終わる。」ってなった時に、「次の番組できないね。」ってなって、諦めてプロデューサーの仕事を辞めるのか、次の出演者さん・スポンサーさんを用意して、番組を死守して、プロデューサーを続けて、そこから何かご縁を繋いでいくのかっていうのは、大きな分かれ道でしたね。
その時は本当に落ち込みました。
でも、それを乗り越えれば、「絶対自分は成長するな。」っていうのが分かっていたんです。
だから、頭が真っ白になった時に、自分の棚卸しをしたんですよ。
「今の自分が持っている武器って何だろう?特性って何だろう?やりたいことって何だろう?」って考えた時に、「自分の一番の武器はプロデューサーの仕事だな。」って思ったんですよ。
「セミナー講師」とか「カウンセラー」の仕事をしている人って、有象無象にたくさんいるじゃないですか。
でも、「ラジオプロデューサー」の仕事をしている人って、あんまりいないんですよ。
しかも、FM放送だから余計いないわけですよ。
滅多にできる仕事じゃないんですよね。
「この仕事は自分が独立していく上で、絶対に一番の武器になるな。」って考えた時に、「今この仕事を辞めなきゃいけない。ここが一番踏ん張りどころだな。」って思ったんですよね。
この仕事で食えるようになっていったら、安定するわけですよ。
そこでまたいろんなご縁が来た時に、プラスアルファの豊かさが加わるわけですから、「この仕事を死守するかどうか」っていうのは、今後の自分のキャリアを考えると「すごい大事だな。」っていうのは、打ちのめされながらすごい考えましたね。

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ラジオプロデューサーとして独立する方法

今回、「ラジオプロデューサーの仕事をしている意味と打ち切りの危機」というテーマでインタビューを行った相沢知宏氏に「ラジオプロデューサーとして独立する方法」を伺いました。
小さな頃から競争社会に身を置き、「人間関係」と「将来の仕事」で悩んできた幼少期。
司法書士の資格を挫折した資格浪人時代。
出版社への就職やコミュニケーションの講師の仕事を経験後、ラジオプロデューサーとして独立するまで人生を、インタビューしています。
特に相沢知宏氏が独立する際に実際にとった行動に焦点を当て、4時間に渡ってお話を聞きました。
将来、ラジオ関係の仕事に就きたいという方や、ゼロからの起業・独立を考えている方にオススメの一冊です。


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