人間関係を大切にしてカメラマンの仕事を取ってくる方法

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カメラマンの仕事を取ってくる方法

カメラマンはどのように仕事を取ってくるのでしょうか?

フリーカメラマンである首藤慎一郎氏に「カメラマンの仕事を取ってくる方法」を伺いました。

カメラマンになってすぐ、どのように仕事を取ってきたのか、エピソードを交えながらインタビューしています。

フリーカメラマンを目指している方を含め、フリーランスの方が仕事を取ってくる参考になれば嬉しく思います。




カメラマンの仕事を取ってくる方法

森本さん(カメラマンの先輩)の会社の仕事はどうやって取ってきたんですか?

派遣会社で紹介してもらって。派遣で行っている間に仲良くなって、常に指名で呼ばれるようになった。

それで、途中で派遣を辞めてから、今度は直でやるようになった。

でも、そこはちゃんと派遣会社の社長に許可を得たよ。

派遣で行ってた仕事を、勝手に直でやるのはちょっと人道的じゃないじゃん?

だから「卒業という形にしませんか?」って言って、「いいよ、首藤君は自由にして。」って言ってもらって、許可を取ってからやった。

この業界、カメラマンでやっていくとなると、中途半端なことはしたくなくて。

女性の社長だったんだけど、スタイリストもやってる社長だったから。

カメラマンになってから、その社長から違うところのカメラマンの仕事を紹介されたからね。

事務所とか関係なく、「知り合いで『カメラマン誰かいない?』って言われたから、首藤君行って。」って紹介されて。その仕事も未だにやってる。

だから、人間関係は超大事。

カメラマンとかフリーの職業って、人間関係がちゃんとできない人は無理だと思う。

俺の周りでやってるフリーのカメラマンの人って、みんなカメラマンとして会社員になったことないんだよね。

そっちの人の方が、今の時代的にはうまくいってる気がする。

どこかの会社に所属してカメラマンをやっていて、そこからフリーになる人って、けっこう失敗しがちなところはあるかな。

状況で言うとさ、前にやってたところのお客さん関係から仕事をもらうわけじゃん?

そこばっかに集中しちゃって、その収入が8割ぐらいになってたりすると危険なんだよね。

それだけ安定した仕事が入ってくると、新しいところに行こうっていう精神があんまり起きないんだよね。

だから、もしそこが切れたら終わっちゃうんだよね。その仕事の会社の時の金額とか知ってるじゃん。

直でもらった時に金額が高いからフリーでやろうって始める人が多い。

最初からフリーだとそういうことがないから、仕事がけっこうバラけてるんだよね。

仕事が分散してるから、一個がダメでも「じゃあ、ちょっと違うところ探そうか。」っていう感覚が当たり前のようにある。

それで続きやすいのかなと思う、漠然と見て。

カメラマンとして初めて仕事を受けた後は

初めてカメラマンとしての仕事を受けてからはどんな感じだったんですか?

そこの会社からはシーズンごとにずっと同じ仕事をもらってた。違う仕事とかもくれたんだよね。

アシスタントの時って責任感がないわけよ、仕事に対して。

カメラマンで写真を撮ると、撮影の上がりに責任感が生まれるから、勉強になって良かったと思う、気持ち的なものでは。

撮影方法とかでわからない時は、先輩とかに聞けるじゃん、人間関係ができてればさ。

森本さんとか山本さん(カメラマンの先輩)とかに聞けたから、恵まれてるね、相当。

フリーだけど、「聞ける人がいる」っていうのはデカいかも。

「次これ頼まれたんですけど、まだやったことないから分からないんです。どう撮ればいいですかね?」って。

聞ける人がいるから、あんまりビビらなくなったかな。

もともとアシスタントをやってたところ以外の仕事はどうしてたんですか?

だからきつかったよ。でも、カメラマンになると1回の仕事が、アシスタント時代の3倍ぐらいになるから。

ギリギリな感じで何とかやってたかな。あと、ずっとやってた学校写真の撮影をしてたから。

その仕事は専門学校を卒業してから、未だにやってるんだけど。

その仕事はどこから来たんですか?

その仕事はアシスタントをしてた時に、カメラマンからの紹介。

「こういうスナップの撮影があるから、カメラマンやってみない?」って紹介されて。

昔はそのカメラマンの人がやってたみたいけど、広告とかとはまったく形態が違うから。

学校写真って、相場が決まってるんだよね。その当時の俺だったら別に良かったの、その金額で。アシスタントに行くよりも高かったから。それを土日でやってた。普通にアルバイトするよりも良いからね。

その仕事もやってたから、生活できるくらいのお金は得てたんだよね。

俺、本当に人間関係には恵まれてるなぁ。それがあるから今の仕事に就けてるんだもんなぁ。

今の倉庫の仕事も遠回しに言えば、人間関係からきてる仕事だ。

どこから来た仕事ですか

どういう感じで回ってきた仕事ですか?

ファッション系の雑誌のWebのブツ撮りをやってたんだよね。その撮影があそこの倉庫で、あそこから出荷とかしてたの。

その仕事が飛んじゃったのね。あそこの倉庫から離れちゃったの。

その仕事の時は募集があって、「倉庫での二次撮影」っていうのに応募したら、通ったの。200人ぐらい応募が来たらしいよ。

それでちょっと悲しい話なんだけど、俺を雇ってから1ヶ月後に、俺の面接を担当した人が亡くなっちゃったの。

それで、その仕事がなくなっちゃったんだけど、1年後ぐらいにもう一回、そこで違う撮影があったんだよね。

その時、そこにはすでに別のカメラマンがいたんだけど、そのカメラマンが辞めちゃうっていうので電話がかかってきて、「首藤さんやりませんか?」って言われて、その仕事を今やってる。




倉庫から直接電話がかかってきたんですか?

倉庫から直接。倉庫の担当の人は雑誌のブツ撮りの時に知り合った人だったんだよね。

その人から「できませんか?」って言われて、「じゃあ、ちょっと1回話でも。」って話をしに行って。

内容聞いて、「スタジオ、勝手に使っていいですか?」って聞いたら、「空いてる時は使っていいですよ。」って言われたから、「じゃあ、いけます。」って始まった感じ。

それも人間関係ですよね。適当にやってたら電話かかってきてないですもんね。

自分で応募したっていうのもあるから、やっぱり自分で動かないと仕事は取れないかな。

待ってるだけじゃダメだね。これはカメラマンだけじゃなく、すべての仕事に言えることかもしれない。

でも、今はその業種ごとの事務所もあるから、自分で営業するのが苦手な人はそういうところに登録するといいかもしれない。カメラマン以外にもスタイリストとかヘアメイクとかもあるから。

事務所に入ると、その事務所がマネジメント業務をやってくれて、仕事を振ってくれるから、完全にフリーだけど、タレントみたいに事務所に所属するっていう形態もある。

意外にちゃんと仕事をふってくれるよ。ちゃんとそのレベルに達してれば、食べてはいけると思う。

営業が苦手な人にはいいですね。

社員は嫌だけど、営業が苦手な人はそういうところに所属したほうがいいと思う。

俺フリーだけど、写真のスタジオから仕事を依頼されることもあるんだよね。「こういう仕事があるんだけどやりませんか?」って。

仕事のマネジメントもしてくれてるから、カメラマン側も楽なんだよね。

そこはスタジオだから、スタジオに所属してる社員のカメラマンもいるわけ。でも、社員のカメラマンでは手に負えない仕事が、俺に来る。

企業的には断っちゃうのはNGなんだよ。だから、利益は低くなっても、自分の会社を通して仕事を受けたいわけ。仕事が離れないから。だから、外注のスタッフっていうのは必要なんだよね。

俺らフリーのカメラマンも打ち合わせがないし、マネジメントもしてくれるから、中間マージン分少なくても納得できるんだよね。

多少値段の交渉することもあるけど、お互い納得して仕事ができれば、定期的に仕事が入ってくるよね。

ただ、そうやって交渉できるのも、ある程度の腕と能力が必要だけどね。

「仕事をこの人に頼んでも失敗されちゃう。」ってなったら、次の仕事はもらえないから。だから、技術力っていう部分は、自分で頑張っていかないといけない。

最近はまったくクレームが来ないから、カメラマン的にちゃんとできてるってことだと思ってる。

新しい仕事はどうやって取ってくるんですか?

なかなか初めの方は仕事もらえなかったよ。デザイン事務所とかそういうところって、常にスタッフを募集してるんだよね。そういうところに連絡するかな。

仕事を取ってくることが一番難しい

最近、仕事を取ってくるってところが一番難しいことだなって思います。

難しいと思う。未だにそれは思うよ。

営業さんは仕事をもらってくる仕事だよね。

クリエイターはそういう点だめかもしれない。自分で仕事を取れない人が多い。

昔、俺が好きだったドラマがあって、「恋のチカラ」っていう堤真一とかが出てるやつ。

天才的なクリエイターだけど、営業力とか社交性がないから、仕事が来ないっていうドラマだったんだけど、結構リアルなドラマで面白かったね。

やっぱり営業さんがいないとダメだって西村さんが入って。当時、俺もアシスタントだったなぁ。




「飛び込み営業」とか「電話営業」をした事はありますか?

飛び込み営業はしないね。1回もしたことない。飛び込み営業は嫌がられるからね。

電話営業はあるよ。でも、あんまりよくないなと思って止めた。

基本的にはメールで連絡してるかな。

それなりに返信は来るから、あながち間違いではないのかもしれないね。

この前仕事をもらった人に聞いたら「タイミングだと思う。」って言われたのね。

なんで俺に仕事をくれたのか聞いたら、今までスチールをやってなかったんだけど「スチールのカメラマン探さなきゃな。」って思ってたところに、ちょうど俺がメールを送ったらしい。

それがちょうどニーズに合うカメラマンだったんだって。

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フォトグラファーとして起業する方法

カメラマンとして起業した首藤慎一郎氏に、「フォトグラファーとして起業する方法」を伺いました。
中学生の頃からカメラに興味を持ち始め、フリーターを経験した後に写真の専門学校に通い、フリーカメラマンとして起業するまでをインビュー形式でまとめています。
特に、カメラマンとして起業してすぐの行動に焦点を当て、どのように仕事を取って来たかなどを聞いています。

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