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CDジャケットやライブ、広告の撮影をするカメラマンの仕事とは

カメラマンの仕事とは、どのような仕事なのでしょうか?

今回、カメラマンとして独立した齋藤剛志氏に「音楽ライブや広告の撮影をするカメラマンの仕事とは」というテーマでインタビューを行いました。

アーティストのCDジャケットから、ライブ写真、カタログや中吊り広告の撮影まで、幅広いお仕事の内容を伺っています。

カメラマンという職業に興味がある方や、カメラマンとして起業・独立を考えている方の参考になれば幸いです。




カメラマンの仕事

どんな仕事をしていますか

どんなお仕事をしていますか?

今はカメラマンをやっていて、CDジャケットの写真とか音楽のライブ写真、雑誌の撮影なんかをしてる。あとは広告関係かな。

よく駅に貼ってあるポスターとか中吊り広告、あとはカタログとかを撮影しています。

割合的には広告関係が多くて、音楽関係もけっこう多いですね。

今日、渋谷と銀座に行ったら、どっちも僕の写真で埋め尽くされてましたよ。

自分の仕事が大々的に出ているのって、どんな感覚なんですか?

いや、別に。俺の写真って言っても、仕事だからね。

いや、でも嬉しいっすね、やっぱね。あんだけ貼られてると。あ、あと、この写真も。

撮影するまで、この人知らなくて。うちねテレビがないんですよ。

全然テレビ見ないんだよね。だから、全然分からなくて。

カメラマンの仕事は、だいたい東京都内ですか?

そうだね。クライアントはほぼ都内かな。

あとはどんな写真撮ってたかな?

主な取引先は、広告代理店とかレコード会社とかが多いかな。

雑誌だったら出版社、「GO OUT」っていう雑誌で連載やってるんだよね。僕の連載。

見開き2ページをもらって、自分の写真と、文もちょっと入ってる。ちょっと待ってね。

予定表を見れば、何やってるか分かるよね。すぐ忘れちゃうんだよね。

あとは、やっぱりフェスの写真が多いかな。フジロックとか、ああいうロックフェスティバル。




カメラマンの勤務スケジュール

カメラマンの休日

お休みはいつなんですか?

特に休みを決めてないね。

「日曜日は必ず休む」とかじゃなくて、週7日仕事する時もあれば、週3日の時もある。

でも、休みはないような感じかな。

熊本にいる時は、お休みのような感じがするかな。

撮影がない時は、撮影の準備とか、撮ったやつをセレクトして後処理をしているんだよね。

写真のトーンを調整して、納品作業をしなきゃいけないんだけど、それは熊本でもできるから。そういう時は家でやって。

嫌いなパソコンで。(笑)

熊本にいるときも、そういう仕事はしてるからね。だから、休みはほとんどないかなぁ。

でも、撮影も遊びのような、仕事のような感じでやってるから。

そう言うと、みんなに「幸せだね。」って言われるんだけど。(笑)

ストレスはまったくないと思う。

嫌な上司とかいないし、出世争いとかも別にないし。

カメラマンの仕事で感じるストレス

カメラマンのストレス

カメラマンをやっていて、ストレス感じる事ってあるんですか?

それはあるよ。

自分がこうやりたかったのに、100%自分のやりたいようにできるわけじゃないから、そういう時にストレスを感じるかな。

そこでもやっぱ自分色っていうか、「自分だったらカメラマンとして、こうやったほうがいいですよ。」っていう提案はしつつ、どんどん自分の方に近づけていくんだけど、それがうまくいかない時はストレスを感じる。

「絶対ダサいってそれ。」みたいな。(笑)

でも、最終的に「いや、でもこうしてほしい。」って言われたら、もちろんそうするよ。

そしたら、「そこの中でよくしよう。」って考えるんだけど、それがうまくいかない時はストレスがあるかなぁ。

それぐらいかな。

あとね、ずるい人と会うとストレスを感じる。

ずるい人とは、どういう人ですか?

後出しジャンケン的な。

例えば、今度の撮影で、4シーンの撮影があります。

「4カット撮るんで、この金額でどうですか?」って言われて、「OKです。」って返事をして、その中で話を進めていくんだけど、打ち合わせをやっている間に、カット数が倍ぐらいに増えていくんですよ。

「あれ!?」みたいな。

「一応、これも撮っておいて欲しいんだよね。」みたいな。

「はい。わかりました。」とは言うけど、「おかしいな。」とは思うよ。

4カットが8カットになったところで、写真を撮る事に原材料費がそんなにかかるわけじゃないからさ、「最初にそういう金額で4カットって言ったけど、8カットになったところでいいっしょ?」みたいな感じなんですよ。

だいたいそういう人ってね、「ちょちょちょって撮ってくれればいいから。」みたいな事言うんだけど、「ちょちょちょ」なんて撮れないんですよ。

プロとして「ちょちょちょ」なんて撮れないですよね。

撮影の時間が延びれば、僕の人件費もかかるし、撮影後にやることが倍に増えるからね。

実際、お金が倍かかるわけじゃないけど、作業量はほぼ倍になるよね。

それで、打ち合わせが終わって現場に入ったら、その時々に「ちょっとこっちからも撮っといて!」って、「結局10何カットになってるじゃん!」みたいな。

そういう人と仕事をするとストレスっていうか、いろいろ思うところはあるよね。

それで、だいたい使わないんだよね、そういうカット。

「あれ、使わないの?」みたいな。(笑)

まれですけどね、そういう人って。そのくらいかな。

ありますよね、そういう「簡単にやってくれるんじゃないか。」みたいな流れ。

あとね、デジカメになったから多いと思う、そういうのが。

昔のフィルムだったらね、感材費がかかるから。

カット数が増えれば増えるほど。

だから言わないのよ、そんな無駄なカットは。よくないよね。




カメラマンを辞めようと思ったこと

カメラマンを辞めようと思ったこと

カメラマンを辞めようと思ったり、諦めようと思ったことはありますか?

ないねぇ。

全然ない、残念ながら。

たぶん辞めないと思うね、死ぬまで。

カメラマンって、天職なのかもしれない。

職というか、必需品?

職業として、仕事をしている感覚ってあるんですか?

うん、あるある。

プロのカメラマンとして。

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