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議員秘書の仕事を始めたきっかけと2回目の就職活動

議員秘書の仕事を始めたきっかけと2回目の就職活動とは

議員秘書の仕事とは、どのような仕事なんでしょうか?

今回、保育園を起業した鈴木麻友子氏に「議員秘書の仕事を始めたきっかけと2回目の就職活動」というテーマでインタビューを行いました。

議員秘書の仕事を始めるきっかけ、議員秘書の仕事、2回目の就職活動、証券会社に就職した理由などを伺っています。

議員秘書や保育園の仕事に興味がある方や、これから起業したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。




議員秘書の仕事を始めるきっかけ

議員秘書の仕事を始めたきっかけとは

大学5年目はどうしたんですか?

仕事に関して「どうしようかな?」って考えていた時に、4月の終わりに合コンに誘われて。
そんな身分のくせにね。(笑)

そうしたら、一緒に卒業するはずだった大学生の時の男友達から、「元気にしてんの?」って電話がかかってきて。
大学を卒業しなかったの、分かってるんだよね。「まぁ、暇だよね。」って。

そうしたら、「あのさ、こういう人がいて、こういう子を探してるんだけど、お前やれば?」って言われて、紹介されたのが議員秘書の仕事だったの。

その先生が4月の選挙で初めて国政に受かって、その選挙の手伝いに行ってたんだって、その友達は。
でも、国政1期目で地方の先生だから、最初の1期目ってほとんど地方のお礼まわりをして、1年が終わっちゃうんだよね。

「国政に通してもらったのは、支援者の方々のおかげです。引き続き、よろしくお願いします。」って言いながら、後援会の人達のところを回って終わっちゃうくらい、国政に出るってすごいことだからさ。

だから、事務所の立ち上げのお手伝いとか、事務所に常駐して電話番をしてくれる女の子を探してると。
それで、「やるやる!」みたいな感じで、議員秘書の仕事を始めたんだよね。

そういう感じで、議員秘書の仕事ってやることになるんですね。

そうそう。それで、ほとんど毎日行ってて、すごい楽しかったよ。
毎日が新鮮だった。

学生の身分だったけど、一応先生が「私設秘書」っていう肩書きにしてくれてたから、IDを持って議員会館とか歩いてたんだよね。
「国政1期目」っていうだけで、同じ党の先輩秘書さん達とか党の職員さんが来てくれて、すごいいっぱい構ってくれるんだよね。

それで、私と一緒に議員秘書をやってたのは、1コ上くらいの男の子で、お父さんが地元で先生の後援会をされている方の息子さん。
息子さんはこっちで大学院生をやっていて時間があるから、「先生のお手伝いをしなさい。」って頼まれて議員秘書の仕事をしていたんだよね。

でも、2人共わけが分からないんだよね、同級生くらいだしさ。議員秘書なんてやったことないし。
そんな感じだったから、いろんな要職に就かれている先生の秘書さん達がさんざん構ってくれて、政治の世界も新鮮で、すごい楽しかった。




議員秘書の仕事

議員秘書の仕事とは

議員秘書の仕事って、どんなことをやるんですか?

いろいろな仕事があるんだけど、その頃は私、国会を全部地図なしに回れて、全部説明できたの。
なんでかっていうと、先生が東京で国政に出ていることを支援者さん達がどれほど喜んでくれているかっていうことで、タイミングを見て呼ばないといけないと。

その時に「東京の観光もいいんだけど、やっぱり僕がどんなところで何をしているかっていう、執務の様子とかそういうものを見ていただかないといけないよね。」って、すごい真面目な先生で。
だから、「国会見学ツアーをしよう。」っていうことになったんだよね。

その時に、「ちょっと面白いツアーにしたいね。」ってなって。
国会って、いわゆる「都市伝説」っていっぱいあるじゃんね。嘘か本当かなんて私達も全然分からないんだけど。

でも、そういう「テレビでやるような場所が、ここなんですよ。」ってなったら、地方から来たおじいちゃんおばあちゃん達、楽しいじゃない。

例えば「田中角栄さんがいた時代に、こんな事があったのはここなんですよ。」とか、天皇に対する考え方も私達の時代とは隔たりがあったりもするから、「特別な時だけ、この通路を通るんですよ。」とか。

いろんな裏道を通るツアーをやったり、先生が地元に帰っていて会議に出られない時は代理で会議に出たり。
そういう色々な秘書業務をやってたんだけど、すごい楽しかった。

それで議員秘書を1年間続けたんですか?

議員秘書をやったのは、1年弱かな。
最後、卒業するより前に辞めてるからね。だって、就職決まったし。




2回目の就職活動

2回目の就職活動とは

就職活動はどうしたんですか?

私、新卒の時は損保の会社に決まってたのね。
入りたかった会社なんだけど。

その会社はその時、損保業界で2番手くらいの会社だったんだよね。
損保業界の一番手の会社と「DBJ」っていう、「日本政策投資銀行」にすごい興味があったの。

そこの2つの会社だけはとりあえず受けておこうと思って。
「日本政策投資銀行」っていうのは、いろんな地方の再生に関わっている政府系の銀行。

自分が議員秘書の仕事をして、政治の世界を見て、初めて興味が湧いたことだったの。
先生のところで議員秘書をやっている間に、もう1回総選挙がやってきちゃったんだよね、1期目なのに。

その時に、1ヶ月泊まり込みで、選挙戦をやったの。
ウグイス嬢とかもやってたんだよね。

その時のウグイス嬢の人達とは、まだ繋がってる。
地方で選挙戦を戦ったり、地方にいる人達を見たりしたことによって、地方と東京の繋がりとかに興味を持ち始めたんだよね。

その2社を受けたんですね?

「その2つの会社だけは受けよう。」と思って受けたけど、やっぱり全然通らなくて。
その1個目の会社で、今まで就職活動をやった時には1回も聞かれた事なかったのに、「人生で挫折という経験はありますか?」って初めて聞かれたの。

「今、それに向き合ってる最中!」みたいな。(笑)
だから、うまく答えられないじゃんね、自分でうまく消化できてないからさ。

それまで聞かれた事もなかったから、たぶんうまく受け答えもできなかったんだと思う。
まぁ、「お互いのミスマッチ」っていう話なんだけど。

それで、結果的にはご縁がなくて、「もういいや!」と思って、就職活動もする気がなくなっちゃったんだよね。
そうしたら、ひょんな事から前の会社との縁ができて、トントントンって進んでいって、内定をもらったんだよね。

証券会社に就職した理由

証券会社に就職した理由とは

「縁」って大事ですね。

最初は「総合職で来てくれ。」って言われて、私は「転勤したくない。腰掛けなんだ。営業がしたくないんです。」とか言ってたんだけど、「営業は半分ぐらいしかしないから。しかも、インバウンドの営業だから大丈夫。」って言われて、内定をもらえて。

「営業を自分がする」ってことは考えた事もなかったんだけど、大学がダメになった時もそうだし、議員秘書の仕事もそうだし、それより前に遡ったら、中高の時の先生達との出会いとか、「私はとにかく人によって引き上げられて来た人だ。」と自分の中で思ったのね。

自分はいつもノロいし、すぐ忘れちゃうけど、いつも出会った人に向かい合うことで引き上げてもらってきたから、「こういう機会があったことをよしとするべきなんじゃないかな。」と思って、親に「こういう縁だから、働いてみます。」って言って。

そうしたら、「営業っていう仕事はすごく心配だけど、大きな会社だし、せっかく頂いたご縁だから。」って賛成してくれて、前の会社に入ったんだよね。

そういう経緯で就職したんですね。

長いからね、だいたい割愛しちゃうの、面倒臭くて。
「就職活動したんですか?」っていうところから、「前の会社に入った。」っていうところは知っていて、その間はザッと割愛しちゃうの。

「就職活動は、あんまりしてなくて…」って言って。(笑)
めんどくさいんだよね、この話になると。

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