花屋として独立する方法と楽しさを伝えていく花の仕事

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花屋として独立する方法と楽しさを伝えていく花の仕事とは

花屋として独立するには、どうすればいいのでしょうか?

今回、花屋として独立した大竹ミキ氏に「花屋として独立する方法と楽しさを伝えていく花の仕事」というテーマでインタビューを行いました。

花屋として独立する方法、花屋での独立を目指す人へのメッセージ、花業界がおすすめかどうかを伺っています。

花屋の仕事に興味がある方や、これから花屋として起業・独立を考えている方の参考になれば嬉しいです。




花屋として独立する方法

花屋として独立する方法とは

花屋さんもしくはお花関係の仕事で独立したいと思ったら、どうすればいいでしょうか?

花屋として独立するには「花の教室に行って資格を取るべきだ。」って思う人が多いと思うんですけど、私は現場に入った方が早いと思う。

私が花の会社で働いていた時にも、花の教室とか花の専門学校を出て、アルバイトとして入って来る人がいたんだよね。

だけど、そういう人達は花について頭では分かっているけど、現場では分かってないんだよね。

そういう人は応用が効きにくい。「現場ではちょっとどうなのかな?」と思ったの。

私が思うのは、知識をつけるより現場の仕事ができるようになって、その知識として学ぶ理屈を感覚で覚えて、後から理屈がついた方が素敵な花ができると思う。

だから、知識が先に入って頭でっかちになっている人の話を聞くのはすごく苦しいです。

例えば花の教室みたいな状況があって、「この中で次にどの色を合わせたらいいですかね?」って私に聞いてくるの。

でも、どの色を合わせるかは人によって違うの。

私は反対色みたいな色合わせはしないの、例えばね。

だけど、この人はカチャカチャした色合わせが好きな人かもしれない。

そうしたら、あの人の綺麗と私の綺麗は全然違うわけですよ。

今日の私の綺麗と、明日の私の綺麗も違うでしょ、きっと。

だから、それは人に聞くことではなく、自分が「綺麗だな。」と思ったことをすればいいことなんです。

でも、教室を出た人は「こういう色が揃ってると反対色って何色ですよね?何色入れましょうか?」みたいな話をしてくるの。

そういうのがすごく苦しい。お花って理屈でどうこうするものでは決してないと思う。

なるほど。感覚が大切なんですね。

だから、私の今長く続いているお花のレッスンも、お店の花をガサッと持っていって、その中から「自分の好きな花を何本選んでください。」っていうやり方をしている。

「今日選んだ花の中で、どういう挿し方をしたら綺麗になるかな。」っていう、そこを自分で探ってほしい。そういうレッスンなんです。

限られた種類の花なので、みんな同じような花を選んだとしても、できるものが全然違うのがすごく面白い。

どれを取っても、どこか違うので、それはすごく気持ちがいい。

「花」って規格化されたものじゃないから、1つとして同じものはないんですよ。

私だって「これと同じ花を生けてください。」っていうのはすごく辛い。

「お花ってそういう世界のものじゃない。」っていうのを分かってもらえると嬉しいなと思います。

だから、「自分も花に歩み寄る。花にもこっちの都合をつけてもらう。その中間地点を探れる。」

そういう人には花屋としての独立は合ってるんだと思います。

すぐにはその探り加減は分からないかもしれない。

でも、そういう気持ちを持ってたら、絶対に見つかると思うので。

花業界は「やりたい人は是非来てほしいな。」っていう業界だな。

花屋っていうのは商業的な業界でもある。

私がやってる仕事は、商業からはちょっと外れたところにいると思う。

でも、結婚式場だったり、葬儀の場だったり、そういうところでたくさんの花を必要としているところもあるし、個人の注文の「ここぞ!」っていう注文を受け入れているお花屋さんもあるよね。

やり方はお花屋さんによって、それぞれだと思う。

でも、花っていうのは生活に密着しているものだから、他のものと比べると「お仕事をしやすいアイテムだな。」っていうのは、何年か花屋をやってきて感じた。

正月に飾りましょう。お節句に飾りましょう。誕生日とか記念日にプレゼントしましょう。

花って意外と欠かせないものだなって。

物をたくさん持っている人に「何をプレゼントしましょう。」って考えた時に、やっぱり「花」っていうのはいいと思うんだよね。




花屋での独立を目指す人へのメッセージ

花屋として独立したい人へ

これから花屋で独立したいと思っている人達にメッセージをお願いします。

まず「花屋として独立したいな。」っていう興味を持ったら、今の状況で自分のできうる事をしてもらいたい。

それは、例えば何か花の本をめくって花の名前を覚える、何科か覚える、どんな特徴か覚える。

それもすごく大切な事。花の名前にまつわる話。

そういう事を知るっていうことも、花屋として独立した時にすごく強みになると思う。

私は昔から、すごく花に関して興味があったの。

ただ、「興味があっても、何の役に立つんだろう。」ってずっと思ってたんだよね。

でも、18歳で花屋になって今年の誕生日で50歳になろうとしてるんだけど、今になって役に立ってると思う。

今までの集大成みたいな、自分が興味があったことが形になって、人の為とか人の楽しみになってる。

「それが仕事になっているんだな。」って思ったら、今までやっていたことが報われた感じですごく嬉しいかな。

あと、本をめくって分かる知識もある。だけど、自分が花を育てる中での実経験、それがやっぱり一番大きいと思う。

「こういう時期に花がダメになる」とか「どんなダメになり方なのか」、「この花は長く持つ、この花は早く枯れちゃう。」とか、そういうのを知っておくっていうのも、すごく大切な事だから。

花屋として独立してから、どこかに生け込みに行きます。

「それは当日だけの生け込みです。」っていう時に、どんな花を使うのか。

もし、「1週間持たせなきゃいけない」っていう時には、1週間持つような花のチョイスをしなきゃいけない。

普通のお花屋さんでも、お客さんにそういう話ができる。それはすごく大きな事だと思う。

確かに実体験から得られる知識は重要ですよね。

それは急に花屋に入って、みんなが身に付けたいと思っても、身に付けられない事だから。

これはすごく長い年月が必要とすること。

それをまず自分が「どうかな?気になるな。」と思った時に始めておく。自分で収集しておく。これはすごーく大きくて、すごーく大切なこと。

そして、行動に出ること。

「社会的な行動に出る時には、資格がなくっちゃ仕事ができない。」

そういう風に思っている人が多いけども、フラワーアレンジの世界は資格がなくても仕事ができます。

生け花みたいな制度はないので、資格がなくても大丈夫です。

なので、お花の教室に行く必要は、私はないと思う。

お花の教室に行くんだったら、現場に入って覚えたほうが、実践力はつく。

確実に現場で使える力がつくと思う。

知識が欲しかったら、そのあとでも全然間に合うことだと思う。

私は実践力が伴う前の知識はかえって余計かなと。なくてもいいくらいかもしれない。

現場に入って体を動かして、頭で知るよりも自分で感じること、それを優先したほうがいいと思います。

お花の業界って、楽しい業界だと思うから。




花業界へのすすめ

花業界を人に勧められますか

花業界は人にオススメできますか?

できるよ。でも、ガンガン儲けられる業界ではないと思う。そのへんは覚悟して。

でも、好きなことだから続けられる。

一年間いろんな花が回ってきて、去年見た花がまた今年も来て、いろんな香りがあり、触った感じもあり、新しい顔も出てきて、それは何物にも変えられない。

花屋って、いい仕事だと思います。

「この花の楽しさを私は人に伝えていこう。」と思って、この仕事をしている。

だから、お花の良さを気づいてもらえる人が、1人でも2人でも増えてくれることが私も嬉しいです。

自然と人と生き物が一緒に過ごしていけるような世の中を目指したいと思っている。

その中の一部が、この花屋の仕事だなと思ってます。

こんな感じで大丈夫かな?誰かに響いてくれるといいね。

花屋「花やMOMO」

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花屋として独立する方法

今回、「花屋として独立する方法と楽しさを伝えていく花の仕事」というテーマでインタビューを行った大竹ミキ氏に「花屋として独立する方法」を伺いました。

母の影響で身近にあった花。ものづくりに興味を持ち、工芸高校に進学。

卒業後、日比谷花壇に就職し、初めての花の仕事。青山フラワーマーケット経て、1度目の独立。

子育てを経験し、花屋として2回目の独立をするまでの人生を、インタビューしています。

特に大竹ミキ氏が花屋として独立する際に、実際にとった行動に焦点を当て、詳しく聞きました。

花屋の仕事に興味がある方や、花屋での独立を考えている方にオススメの一冊です。


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