尊敬する人はいますか?
誰もが知るような有名人や歴史上の人物、身近な先輩や両親など、自分の人生に影響を与えてくれる人物の存在は大きいですよね。
今回、アクセサリーデザイナーとして独立した中田チサ氏に「少女の気持ちを忘れない西荻窪で働くエミちゃんから学んだこと」というテーマでインタビューを行いました。
中田チサ氏が西荻窪のスナックで働くエミちゃんから学んだ価値観や考え方などを伺っています。
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目次
西荻窪で働く「エミちゃん」とは
尊敬する人物は「いろいろ」なんですか?
いろいろです。
根性的な部分は、すごい頑張っている人を尊敬します。
あとはスナックのエミちゃん。
エミちゃんは西荻窪時代にスナックをやっていた、結構歳の離れた人なんですけど、スナックのチーママみたいな感じです。
すごいかわいくて、少女の心を永遠に保っている人なんです。
見た目もすごくかわいくて。
私、事業とかフリーランスとか収入とかを無視して、何も考えないで、人間的な心で言うと、エミちゃんみたいになりたいです。
「楽しいことは楽しい。嫌なものは嫌。」って。
エミちゃん、すぐに物をくれるんです。
ブローチとかネックレスとかをめっちゃくれるから「エミちゃん、いいよ!これ、エミちゃんの大事な物でしょ!?」って言ったら、「え、違う!大事だからチーちゃんにあげるんだよ。」みたいな。
歳を重ねていくと「おばさん的な考え方になっていくんだろうな。」と思っていたけど、「少女の心を忘れないでも、大人になれる人がいるんだな。」って思ったんです。
エミちゃんはスナックで働いていて、私はバーで働いていたから、帰る時間が一緒くらいだったんです。
家の方向が近かったので、帰りに道でよく会って、「あ、エミちゃん!今帰り?」って言って、一緒に帰ったりしていましたね。
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エミちゃんとの出会いとは
エミちゃんとの出会いはどういう感じだったんですか?
私のお店のお客さんがそのスナックに行っていて、「面白いところあるから行こうよ。」って言われて行ったんです。
その連れて行かれたスナックでエミちゃんとは出会いました。
エミちゃんはすごい映画が好きで、アート系の映画もすごい詳しくて、私も映画が好きだったから話が盛り上がったんですよね。
その時に、「嬉しい!映画の話できる人いなかったから!」って言ってくれたんですけど、「みんなダメじゃんね、映画知らなくてさ。」っていう感じじゃなくて。
子供が「やった!リカちゃん人形で一緒に遊ぶ人ができた!」みたいな感じで、「映画の話ができるチーちゃんがいてくれて嬉しい!」っていう感じだったんですよ。
あとは、「チーちゃん、アイス買って帰ろうよ!」って言って、コンビニでアイスを買ってくれるんですけど、エミちゃんが好きなアイスを買ってくれるんです、あずきバーを。
私、そこまであずきバー好きじゃないんですけど。(笑)
ちっちゃい時って、「これって友達好きかな?嫌いかな?」とか思わないで、「私、これ好きだから食べなよ!嫌ならいいよ!」みたいな、そんな感じじゃないですか。
エミちゃんは、そういう少女のような心を忘れてないんですよ。
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エミちゃんの基準とは
確かに、最近は人の顔色ばかり伺っている気がしますね。
そうなんですよ。
エミちゃんは、そういうのがないんですよね。
あと、エミちゃんと家が近所だったので、「チーちゃん、今度一緒にスーパー行こうよ。」って誘ってくれるんです。
普通に近所のスーパーに買い物に行くだけなんですけど。
別の時には「チーちゃん、今度ご飯食べに行こう!」って、高級なお店に連れて行ってくれるんです。
しかも、奢ってくれて。
高級なお店とスーパーが同等なんです、エミちゃん的には。
「スーパーも楽しい!美味しいお店も楽しい!楽しいから一緒だよね。」みたいな。
大人になると、「ここは2万円だから楽しまなくちゃ。」とか「198円の肉だからどうのこうの。」とか考えちゃうじゃないですか。
エミちゃんは基準が「楽しいか楽しくないか」なんですよね。
そういうエミちゃんの考え方とか価値観は、本当に尊敬します。
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